ルイス・ハミルトンは、タイトル4連覇を果たしたセバスチャン・ベッテルを称えつつも、タイトルの数がドライバーの偉大さをそのまま表すとは限らないと述べた。ルイス・ハミルトンは、例として3回タイトルを獲得したアイルトン・セナよりも7度獲得したミハエル・シューマッハの方が2倍優れているわけでも、2回タイトルを獲得したフェルナンド・アロンソよりも4回獲得したセバスチャン・ベッテルが2倍優れているわけでもないと主張した。
セバスチャン・ベッテルの業績は素晴らしく、いずれミハエル・シューマッハの記録に並んで最も偉大なドライバーとみなされるようになるだろうと考えるルイス・ハミルトンだが、「でも、F1ドライバーの偉大さは、単純な記録だけではなく、もっと特別な意味合いを持つものだ」とコメント。「正しいタイミングで正しい場所にいなければならない。自分が持っているツールを活用する必要がある」「チームとうまく働き、メディアや周囲の人々にうまく対処し、どういう人間でいるかなどといったことが重要だ」「偉大さを決定づける要素はたくさんある。僕はそれを見つけようとしているところだ」「ドライバーとして僕はとてもうまくやっていると思う。クルマに勝つ力があれば、僕は勝てる。来年、僕たちは高い競争力を発揮できると確信している」2008年にマクラーレンでタイトルを獲得したルイス・ハミルトンだが、二度とワールドチャンピオンを獲得することができないかもしれないと考えている。「でも、実際にどうなるかは誰にもわからない。状況に恵まれず、二度とワールドチャンピオンシップを獲得することができないかもしれない。僕たちのスポーツではそのようなこともあり得る」「ちょっと前はそう考えることが怖かったけど、今はそうでもない」「僕はレースに対して大きな情熱を抱いている」「F1に入ってこようとしている他のカルチャーに対してドアを開いたことは僕にとってとても大きな意味を持つ。今ではグランプリに黒人の人々が訪れているし、インドやその他アジアの人たちもいる」「自分がスポーツにおいて先駆者になったことを心から誇りに思う。テニスのウイリアムズ姉妹やゴルフのタイガー・ウッズのようにね」「いずれせよ、人生はレースが全てではない。できるだけ長くレースをしたいし、できるだけ多く勝ちたい。でも、世界で何か有益なことに貢献したい」
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