ルイス・ハミルトンは、F1カナダGPの決勝レースでのジェンソン・バトンとの接触は自分に責任があったと認めた。ルイス・ハミルトンは、ホームストレートでチームメイトのジェンソン・バトンをオーバイテイクしようとしたが、ウォールにヒットして左タイヤをパンクさせ、リタイアした。
彼らの接触はレース後の審議対象となり、スチュワードはレーシングインシデントと判断したが、ルイス・ハミルトンは雨による赤旗中断中にすでにジェンソン・バトンとのわだかまりを解いていたと述べた。「長い中断のときにジェンソンが部屋に来て、『申し訳ない、見えていなかった』と話してきたので、『いいや、完全に僕のミスだ。最悪のタイミングで最悪の位置取りだった』と伝えた。それだけのことさ。僕たちは良いチームメイトだと思うよ」と BBC にコメント。また、ルイス・ハミルトンは、2戦連続で期待はずれなレースとなったことに落ち込んではいないと述べた。「運は自分で切り開くものだと思う。まだF1にいれることをとても嬉しく思っている。健康だし、生き生きとしてレースをしている。僕たちのポジションにいたいと思っているドライバーは本当にたくさんいる」「もちろん、物事がもっとうまくいけばいいと願うものだけど、待てば海路の日和ありだよ。とにかくその時を待って、どこかの段階では掴み取りたい」ジェンソン・バトンもチームメイトを擁護した。「ルイスが、本当にたくさんの見出しを飾るのは、彼は本当にすごいからさ」とジェンソン・バトンはコメント。「彼はレーサーだし、ファイターだ。僕がここにいたいと思うのは、それが理由だ。F1史上最高の一人と言われる才能にあふれたドライバーといられるんだからね」マクラーレンのチーム代表マーティン・ウィットマーシュは、ハミルトンとバトンが素晴らしい関係性を示していると強調した。「チームにスピリットがあり、2人のドライバーにもスピリットがあったことで、いさかいなどが起こらなかったことは素晴らしいことだ。両ドライバーとも仕方のないことだったとわかっているし、まったく問題がないことがはっきりと見て取れるだろう」「チームメイトが衝突することは非常に簡単なことだ。もちろん、チームにとっては残念だが、2人のドライバー間には簡単にほころびが生じてしまうのだ。だが、そうはならなかった。ルイスはチームのため、ジェンソンのために喜んでいると思う」また、マーティン・ウィットマーシュは、ルイス・ハミルトンに変化を求めていないと述べた。「ルイスは情熱的なレーシングドライバーだし、彼はそのまま進むべきだ」「統計的あるいは客観的に見るかにかかわらず、彼は明らかに不運だった」「ルイスには攻めてほしい。他のマシンと接触してほしいわけではないが、同時に、接触を恐れて引いてしまうようでは、彼は今のように偉大なレーサーにはなれないだろう。彼はやらなければならない仕事をしなくなる。不運だったが、彼は非常に手強いレーサーであり続けると思うし、この先のキャリアでも多くの成功を収めると確信している」
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