ルイス・ハミルトン(マクラーレン)とニコ・ロズベルグ(ウィリアムズ)は、カナダGPにおけるピットレーン事故のペナルティとして、次戦フランスGPで10グリッド降格ペナルティを受けることとなった。ルイス・ハミルトンは。ピット出口の赤信号で停車していたキミ・ライコネンのフェラーリに追突した。そのダメージにより両者ともレースをリタイヤした。ニコ・ロズベルグはダメージを受けたハミルトンのリアに追突した。フロントを破損したロズベルグだが、レースに復帰することはできた。
この事故についてハミルトンは「ボックスを出ると、2台のマシンがピットレーンで争っているのが見えた。その争いに巻き込まれないようにしようとしたら、突然その2台が停止した。彼らが止まったとき、避けるには遅すぎた。このようなことが起こったのは不運だったが、スチュワードに反論することはない」と語った。ライコネンは「特に言うことはない」とコメント。「僕のレースはハミルトンのミスで台無しになった。誰でもミスをするものだ。2週間前のモナコでは僕もミスをしたが、僕の場合は時速200マイルでのミスだった。今回は赤信号で停まっているマシンへの追突だ。何の役にも立たないし結果が変わるわけではないので怒ってはいない。優勝するチャンスがあったので残念だ」