ハースF1チームは2025年8月6日(水)・7日(木)の2日間、静岡県・富士スピードウェイにて旧型車テスト(Testing of Previous Cars/TPC)を開催し、延べ6,200人のファンが来場した(15時時点集計)。曇天の初日には3,200人、快晴となった2日目には3,000人がサーキットを訪れた。このTPCセッションはトヨタとの技術パートナーシップの一環として行われ、現地では平川亮と坪井翔の2名がVF-23をドライブ。両日とも午前(9:00〜12:00)・午後(13:30〜17:00)の2セッションにわたって走行が行われた。
また、テスト走行に加えてファンとの交流イベントも充実。正午過ぎにはピットエリアでのオートグラフセッション、夕方にはクリスタルルームでのトークショーが開催され、小松礼雄チーム代表、平川亮、坪井翔が登壇した。いずれのイベントも、早朝から配布された整理券を求めて多くのファンが列を作った。さらに、特別観覧エリアとして「ADVAN激感スタンド」が有料で開放され、F1マシンの迫力を間近で体感できる機会に。また、「激感ピット」では、ピット作業を至近距離から見学できる無料エリアも設けられた。入場は朝6時から東・西ゲートが開門し、一般入場料は1,200円(18歳以上)。JAFやゴールド免許などの割引も適用され、中学生以下は無料となった。平日にもかかわらず多くのファンが詰めかけた2日間。富士スピードウェイは「全国各地からご来場いただいた皆さまに心より感謝申し上げます」とコメントしており、ファンにとっても貴重なF1体験となった。今後の開催にも期待が高まる。