ハースF1チームは、土曜日の夜、ラスベガス・ストリップ・サーキットで開催された2024年の世界選手権 第22戦 ラスベガスGPで、ニコ・ヒュルケンベルグが8位、ケビン・マグヌッセンが12位でフィニッシュ。コンストラクターズ選手権6位を奪還し、小松礼雄代表は「これまでで最高の8位」と称した。ヒュルケンベルグはミディアムタイヤを履いて9番グリッドからスタートし、序盤で順位を上げて8位をキープしたが、挽回しつつあるオスカー・ピアストリと急加速するルイス・ハミルトンに追い抜かれた。
14周目にホワイトのハードタイヤに交換したヒュルケンベルグは、徐々に渋滞の中を走り抜け、33周目に2回目のピットストップでやはりハードタイヤに交換。12番手でコースに復帰した後、トップ10に食い込み、終盤でRBの角田裕毅を追い抜いた。ヒュルケンベルグは44周目に角田裕毅を抜いて8位に浮上し、チェッカーフラッグまでそのポジションを維持した。マグヌッセンもミディアムタイヤを履いて12番手からスタートしたが、中盤での混戦の中で15位まで後退した。マグヌッセンは、ほとんどのライバルよりもわずかに長く走行し、17周目にハードタイヤに交換して1ストップ戦略を実行したが、これを実行したドライバーはフィールドで唯一だった。マグヌッセンはその後、フィニッシュまで12位をキープした。ハースF1チームは、コンストラクターズ選手権で50ポイントを獲得し、6位に浮上。7位のアルピーヌ(49)に1ポイント、8位のRB(46)に4ポイント差をつけている。ニコ・ヒュルケンベルグ「とても満足している。5番目にベストなチームとして、今日8位が最高の成績だったと思う。クリーンなレースで、仕上がりも良かったが、予想通り、特にフロントでグレイニングが発生し、タイヤサイドは非常に難しかった。そのため全員が忙しくしていたが、そこからうまく抜け出し、主なライバルに少し差をつけてうまくいったし、ペースもまずまずだった」ケビン・マグヌッセン「1ストップを実施したが、それが正しい判断ではなかったと思う。それが12位になった理由だ。ハードタイヤでのペースは良かったけど、ミディアムタイヤではグレイニングが酷かった。苦戦しながらも走り続け、すべてを失ったため、ハードで立て直さすしかなかった。ベストを尽くせたとは思えない」小松礼雄「これまでで最高の8位だったと思います。簡単なレースではありませんでしたが、誰もパニックにならず、全員が落ち着いていたことがとても嬉しいです。ファクトリーのチームを含め、全員が自分の役割を果たし、ニコとの力強い2ストップレースで8位を獲得できたのは素晴らしいことです。ケビンに関しては、1周目でポジションを落とした後、彼をゲームに復帰させる唯一の方法は1ストップでした。彼のチームはその状況で最善を尽くし、ほぼ10位に戻りました。チームの総合力が発揮された結果だと思いますし、コンストラクターズでは6位まで挽回できました。ブラジルでのひどい結果の後、素晴らしい反応を見せてくれました。人々に自信を与えているので、これ以上に嬉しいことはありません」 この投稿をInstagramで見る MoneyGram Haas F1 Team(@haasf1team)がシェアした投稿