ハースF1チームの代表を務める小松礼雄が、トヨタとの技術提携についてメキシコグランプリの記者会見で改めて語った。ハースF1チームは10月11日(金)、トヨタと技術提携を結んだことを発表した。この契約の一環として、ハースはトヨタのケルン風洞、空力に関する専門知識、設計・製造能力を活用することができるようになる。
ハースは、ダラーラがシャシーを製造し、フェラーリがパワーユニット回りのコンポーネントを購入している。小松礼雄には、ダラーラやフェラーリとの既存の関係に加えて、トヨタはどのような役割を果たすのかとの質問がなされた。「もちろん、フェラーリとダラーラは初日から素晴らしいパートナーです」「そして、ご存じの通り、フェラーリは、パワーユニットのパートナーであり、ギアボックス、サスペンション、油圧装置など、さまざまな分野を担当しています。これらの分野は、トヨタが担当している分野ではありません。トヨタが担当している分野は、フェラーリからサポートを得られていない分野であり、これまで独自にやってきた分野です」「ですから、我々の能力を向上させ、マシンをより理解するチャンスが増え、チームの競争力を高めることができます」トヨタとの契約は長期にわたるのか? 仮にジーン・ハースがチームを売却したいと言い出したら、トヨタは優先的に購入できるのか?との質問に小松礼雄は次のように答えた。「まず、ジーンはチームを売却するつもりはありません」と小松礼雄はコメント。「彼は毎回、僕に『どうすればもっと良くなるか?マシンを速く走らせるにはどうすればいいか?』と尋ねてきます。彼は売るつもりなどありません」「実際、彼は多くのオファーを受けていましたが、すべて断っています。ですから、チームは売りに出されていません」「それに、優先交渉権などについても話し合ったことはありません。それは話題に上らないのです。長期的な、非常に長期的な話です」
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