ハースF1チームのチーム代表を務める小松礼雄は、オリバー・ベアマンが今週末のスペイングランプリでチームとプラクティス走行を行うことを認めた。これは、先日のイモラでの走行に続くものである。フェラーリが支援するオリバー・ベアマンは、今年のサウジアラビアグランプリで体調不良のカルロス・サインツJr.に代わってスクーデリアの代役として活躍し、ジュニアドライバーとしての実力を証明しており、現在パドックで最も期待されているドライバーの一人である。
元イタリアおよびADAC F4チャンピオン、F3で3位に輝いた経験を持つ19歳の英国人ドライバーは、現在、フェラーリとハースの公式F1リザーブドライバーとしての任務と並行して、F2にも挑戦している。オリバー・ベアマンの現在のF2シーズンはこれまでのところ波乱万丈で、5ラウンドを終えてランキング13位に留まっているが、F1マシンでチャンスを与えられると、彼は引き続き好成績を残している。オリバー・ベアマンは、2023年のメキシコとアブダビのグランプリでハースF1チームのFP1に初めて登場し、最近のエミリア・ロマーニャGPの週末にVF-24を試乗し、タイムシートで15番手という立派な成績を記録した。オリバー・ベアマンがこれらの練習走行を2025年にフルタイムのF1シートに変える見込みがあるかどうか、またいつ再びプラクティスセッションに参加するかについて尋ねられた小松礼雄は、この若きドライバーを最優先に考えていることを明らかにした。「もちろん、彼については評価しています」と小松礼雄は語った。「もし彼を考慮していないのであれば、FP1で彼を走らせることはありまえん。次に彼がマシンに乗る機会があるのはバルセロナです」オリバー・ベアマンはバルセロナでハースF1チームから今シーズン2度目のFP1に出場する。ベアマンは、今シーズン残りのハースでのFP1セッションを4回担当する予定で、バルセロナ・カタルーニャ・サーキットでの60分間のオープニングセッションでは、ニコ・ヒュルケンベルグに代わって走行する。ハースF1チームは、来季のドライバーをまだ確定していない。ヒュルケンベルグはザウバーへ移籍し、ケビン・マグヌッセンは2022年にハースへ復帰して以来、4年目のシーズンとなるよう、チームでの現役続行を目指している。ドライバー市場について、そしてチームが何人の候補者と交渉しているかについて問われた小松礼雄は「特に期限は設けていません。チームにふさわしいドライバーを見つけることが重要です」と語った。「我々はまだかなり小さなチームです。経験豊富で、仕事に対する姿勢が素晴らしいドライバーがチームにうまく溶け込み、チームを本当に前進させてくれるようなドライバーを求めています。そのため、現在複数のドライバーと話を進めています」サウジアラビア、オーストラリア、中国でトップ10入りを果たしたハースF1チームは、今年予定されている24戦のうち9戦を終えた時点でコンストラクターズランキング7位につけており、RBとは21ポイント差、アルピーヌとは2ポイント差となっている。
全文を読む