ハースF1チームの代表を務めるギュンター・シュタイナーは、他のF1チームへの移籍に関連するあらゆる憶測から自分自身を除外している。アウディは現在、シュタイナーの友人である元フェラーリのF1チーム代表であるマッティア・ビノットに、ドイツのノイブルクにある本社を見学させたことを否定している。
フェラーリは昨年末にビノットを解任し、現在はフレデリック・バスールが指揮を執っているが、依然として苦境は続いており、マラネロの名門は依然としてシュタイナーのようなトップマネージャーを探しているのではないかという見通しが高まっている。ハースF1チームはすでにフェラーリと技術的な関係を持ち、マラネロにも施設を構えているが、イタリアのメーカー、あるいはメルセデスへの移籍の可能性について尋ねられたシュタイナーは「私はハースでとても幸せだし、どこにも移るつもりはない」と語った。「ここで仕事を終えたいと思っているので、現時点ではそのことは考えていない」実際、58歳のイタリア人であるシュタイナーは、次の行動として、ビノットとアルファタウリのチーム代表であるフランツ・トストのように、パドックの改札を出ていく可能性を示唆した。「5年後、私はどうなっているか？ 5年後の計画なんて立てたことがない」とシュタイナーは語った。「長期的な目標は、レースをやめることだ。私はもうそんなに若くはない」