ハースF1のチーム代表を務めるギュンター・シュタイナーは、ロシアのタイトルスポンサーのウラルカリとドライバーのニキータ・マゼピンとの関係を断ち切るというチームを取り巻く最新の見出しは“一過性の小さな問題”に過ぎないと語った。ロシアの肥料会社であるウラルカリが協賛していたハースF1チームは、先週、ロシアがウクライナで軍事行動を開始した当日、F1バルセロナテストの最終日に向けてウラルカリのブランドをF1マシンとチームトラックから削除した。
それ以来、特にウラルカリのハースF1チームへの協賛のおかげでシートを獲得されていたニキータ・マゼピンの将来については不透明となっていた。父親のドミトリー・マゼピンは、ウラルカリの過半数株主兼会長を務めている。SWIFTのグローバル金融システムからの切り離しを含め、ロシア企業には厳しい経済制裁が課せられたため、ウラルカリの契約も厳しく監視された。3月6日(土)、ハースF1チームは、ウラルカリとのタイトルスポンサー契約、およびニキータ・マゼピンとのドライバー契約の解除を発表し、噂に終止符を打った。タイトルスポンサーの喪失はハースF1チームの財政にとって決して小さな影響ではないが、ギュンター・シュタイナーはすでにチームの存続を保証しており、チームの将来について「心配することは何もない」と語った。バルセロナでの最初のウラルカリの発表に続いて、状況のストレスにどのように対処しているかと質問されたギュンター・シュタイナーは「実際にはそれほど悪くはない」と語った。「私はいくつかの困難なことを経験してきた。それは大変な仕事だったが、私にはこれについて助けてくれる人々のグループがいた。これを一人で行うことはできない。だが、レーストラックのチームはこの影響は受けない」「私は彼らと話をし、彼らに心配することは何もないと話しした。すべて問題ない。これは我々が予期していなかったことであり、そして、誰も期待も望んでいなかった一過性の小さな問題だ」ハースF1チームがマゼピン家との関係を断ち切ることの合法性を調査するのに1週間以上かかったが、ギュンター・シュタイナーは彼のチームがウラルカリのブランドを車から削除するという最初の一歩を踏み出すことができたのは誇りの問題だと言った。ハースF1チームはは、F1バルセロナテストの最終日に真っ白なVF-22を走らせた。これは、来週バーレーンでF1プレシーズンテストが再開されるときに繰り返される可能性がある。「チームとして、我々は現時点ですべての人にメッセージを送るために正しい決断をしたと思う」とギュンター・シュタイナーは説明した。ハースF1チームをロシアの支援者から遠ざけるために非常に迅速に行動するという決定にどのように到達したかについて質問された、ギュンター・シュタイナーは、それがテストの最終日まで進行中のプロセスだったと説明した。「私はそれについてジーン(ハース・チームオーナー)と直接話をした」とギュンター・シュタイナーは説明した。「それから、我々はパートナーと連絡を取り、決定を下した。ご覧のとおり、私たちはそれに非常に迅速な対応だった。したがって、それは非常にストレートな話だったと想像できると思う」「もちろん、関係者を維持する必要がある。ハース・オートメーションの本社はカリフォルニアにあり、9時間遅れているので、ハース・オートメーションのボスとも連絡が取れるようになるまで待たなければならなかった。彼らは我々の車の最大のパートナーだからだ」「我々は迅速に行動した。我々は小さなチームであり、そこが良いときもある。我々には直接のコミュニケーションラインがあり、それを実行しただけだ」
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