ハースF1のチーム代表を務めるギュンター・シュタイナーは、ニキータ・マゼピンがソーシャルメディアで公開した動画での行動が間違っていたことを理解しており、チームはマゼピンが過ちから学ぶのを助けるために協力していくと主張する。昨年12月、ニキータ・マゼピンは自分のInstagramのストーリーに車の後部座席に座っている女性の胸を触ろうとしている動画を投稿。すぐに動画は削除されたが、キャプチャーされたものがソーシャルメディア上で拡散され、大炎上した。
ギュンター・シュタイナーは、 The Race に連載する自身のコラムでこの問題を取り上げ、ハースF1チームがニキータ・マゼピンを手助けするためにどのように協力しているかを語った。「彼はすべきではないことをした。当時、我々は自分たちの考えについては非常に率直だったと思う」とギュンター・シュタイナーは書いた。「彼は謝罪したし、それが間違っていたことを分かってる。そして、今、我々は彼がこれから学び、自分のレースに集中し、彼がもうそのようなことしないことを確実にする最高の機会を与えることに取り組む必要がある」「彼はそれを分かっている。彼は自分がしたことが正しいことではなかったことを理解している」「私はひざまずいている人の顔を蹴るような男ではない。それは正しくない。成長する必要のある若い男であり、我々はこれに対処してきたのは確かだ。そして、今後も我々はこれに対処し続けていく」「我々はこの件が問題なかったと言っているのではなく、彼にそれをやめさせている。我々は彼を教育しており、彼の将来のために彼を教育し続けていく」ハースF1は、ニキータ・マゼピンがこれから最高の行動をとっていくことを期待しているが、ギュンター・シュタイナーは、今後、不適切な行為をした場合には“結果”をもたらすと警告した。「または同様のことが再び起こった場合、結果が生じるだろう」とギュンター・シュタイナーは語った。「我々は彼が良くなり、このようなことが二度と起こらないようにするために役立つものを整えた。明らかな間違いだったので、同じ間違いを二度としてはならない」「彼は責任を負った。私にとってはそれが非常に重要だった。私は自分が間違ったことを知っていればもっとうまくやれるといつも言っている。否定していれば、それはうまくはいかない」ニキータ・マゼピンの起用は変わらないとするハースF1の決定は、ソーシャルメディアで、そして、ギュンター・シュタイナーによればチームメンバーからさえも反発を引き起こした。ギュンター・シュタイナーは、反応は予測可能であったが、ハースF1にとって望ましくない“気を散らすもの”でもあったと語る。「人々は意見を持っているし、それは問題ない。内部的にも起こったことを気に入らない人々もいた。だからこそ、我々はこれを真剣に受け止めている」とギュンター・シュタイナーは語った。「これは我々が望まない気を散らすものだが、時々このようなことは起こる。もちろん、こういったことは起こらない方がいいが、我々はこの立場におり、今、我々はそれに取り組む必要がある。それは我々の仕事の一部だ」