ハースF1のチーム代表を務めるギュンター・シュタイナーは、2021年に3人のアカデミードライバーの中からミック・シューマッハを同チームでデビューさせることを決定したのはフェラーリだと明かした。ハースF1チームは12月3日(水)にミック・シューマッハと複数年契約を結んだことを発表。7回のF1ワールドチャンピオンであるミハエル・シューマッハの息子であるミックの2021年のF1デビューが決定した。
「もちろん、世界中で多くの注目を集めているし、我々はそれをうまく処理しなければならない」とギュンター・シュタイナーは語った。ハースF1は、フェラーリと緊密な技術提携を結び、パワーユニットだけでなく、ギアボックスやサスペンションなどレギュレーションで許されるあらゆるパーツを購入している。その一環として、2つのシートのうちのひとつをフェラーリに差し出した。ギュンター・シュタイナーは、カラム・アイロットやロバート・シュワルツマンではなく、ミック・シューマッハを起用するという決定は決して当然の結論ではないと述べた。ギュンター・シュタイナーは、オーナーであるジーン・ハースが2人のルーキードライバーを起用することを承認したことでF2からドライバーを探し始めたと語った。「F2で走っているドライバーを起用したかった。それ以下のクラスは私としてもあまりに危険だった」とギュンター・シュタイナーはコメント。「フェラーリとのコラボレーションの結果として、当然マッティア・ビノットと話をした」「彼がジュニアドライバーたちとどのようなことをしているのか、そして、彼らのうちの1人を獲得できるかどうか尋ねた」「しかし、その時点では名前については話し合われていなかった」ギュタンー・シュタイナーは、今後“彼らの経験をどのように生かしていくか”を含め、フェラーリとのドライバーのコラボレーションについて魅了されていると語る。「我々は何かを試す勇気があることも示している」とギュンター・シュタイナーは付け加えた。「だが、F2からステップアップしてくるドライバーたち、10年前よりも準備が整っている。コロナの制限があるため、私はまだミックと多くの時間を過ごしていないが、彼は非常に礼儀正しく成熟した若者だ。そして、最も重要なのは非常に速いことだ」ギュンター・シュタイナーは、当初チームオーナーのジーン・ハースはオールルーキーの計画について「懸念を抱いていた」が、最終的にはチームが「長期戦略」を追求する必要があることに同意してくれたと語うr。「コンコルド協定が調印され、継続することが明確になった後、2018年からどのようにしてかつての状態に戻すことができるかを考えた」とギュンター・シュタイナーは語った。「2歩前進するために1歩後退しなければならないこともある」