ハースF1チームは、2021年のドライバーとしてミック・シューマッハと複数年契約を結んだことを発表。先に発表されていたニキータ・マゼピンとともに2021年のF1世界選手権でハースF1はドライバーラインナップを一新させる。ミック・シューマッハは、一足先にハースF1のフルタイムのドライバーとしての準備を開始。最終戦F1アブダビGPの金曜フリー走行でハース VF-20をドライブし、その後、火曜日にヤス・マリーナ・サーキットで実施される若手ドライバーテストにも参加する。
フェラーリ・ドライバー・アカデミーのメンバーであり、7回のF1ワールドチャンピオンのミハエル・シューマッハの息子であるミック・シューマッハ(21歳)は、今週末にバーレーン・インターナショナル・サーキットで開催されるFIA-F2の最終戦を前にチャンピオンシップで首位に立っている。今シーズン、10回の表彰台とモンツァとソチのフィーチャーレースで優勝したミック・シューマッハは、ランキング2位のカラム・アイロットに14ポイント差をつけている。ハースF1のチーム代表を務めるギュンター・シュタイナーは「来シーズンの我々のドライバーラインナップでミック・シューマッハを発表できたことを非常にうれいく思い。彼をチームに迎えることを楽しみにしている」とコメント。「F2選手権は、才能あるドライバーが彼らの資格を披露するための証明の場として長い間役立ってきた。今年のフィールドは間違いなく最近のシーズンで最も競争力のあるものの1つだ。ミックは、2020年に非常に優れた才能を相手にレースで優勝し、表彰台を獲得した」「彼は自分のパフォーマンスに基づいてF1に卒業する機会を得たと確信している。我々には、チームとして2021年に向けたレースパッケージに精通してするために、新しいドライバーを評価し、育成する機会がある」「我々はチームの継続的な長期的成長のための基礎的な要素を整備しており、その過程におけるコース内外の両方でのミックの貢献を楽しみにしている」ミック・シューマッハは、シングルシーターでの6シーズンの経験を経て、ハースF1チームに加わる。2015年にADAC F4ドイツシリーズでのシングルシーターキャリアを開始したミック・シューマッハは、F3ヨーロッパ選手権に進み、2018年には8利を上げてタイトルを獲得した。2019年にフェラーリ・ドライバー・アカデミーのメンバーとなったミック・シューマッハは、F2にステップアップ。その年の4月にバーレーンで開催されたインシーズンテストにフェラーリとアルファロメオから参加して初めてF1カーを走らせた。「来年のF1グリッドにいるという見通しは、僕を信じられないほど幸せにしているし、シンプルに言葉を失っている」とミック・シューマッハは語った。「僕のことを信頼してくれたハースF1チーム、スクーデリア・フェラーリ、フェラーリ・ドライバー・アカデミーに感謝している。また、両親への愛を認め、示したい。すべて彼らのおかげだ。僕はずっとF1の夢を実現できると信じていた」「僕のキャリアを通して支えてくれた素晴らしいモータースポーツファンの皆さんにも心から感謝している。いつものように全力を尽くしていく。ハースF1と一緒にこの旅に出るのを楽しみにしている」
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