ハースのF1チーム代表を務めるギュンター・シュタイナーは、2018年シーズンの好成績で“自信過剰”になり、2019年F1マシンの問題を早い段階で見つけることに失敗したと振り返る。ハースF1チームは、3シーズン目となる2018年に93ポイントを獲得してコンストラクターズ選手権を5位で終了。2019年も開幕戦でケビン・マグヌッセンが6位でフィニッシュする好スタートを切ったが、その後、タイヤマネジメントとマシンのセットアップ仕様に苦労し、厳しいシーズンを送ることになった。
その結果、ハースF1チームはわずか28ポイントしか獲得できずに9位でフィニッシュ。2016年のF1デビュー以来、最悪の結果でシーズンを終えた。ギュンター・シュタイナーは、2018年の成功が問題の対処に影響したと認める。第2戦のバーレーンGPがハースが抱えたタイヤ問題の最初のてがかりになったかと質問されたギュンター・シュタイナーは「いいや。何がが正しくなく、タイヤがマネジメントできていないと気づいたのはそれが初めてだった」とコメント。「それからタイヤを働かせようとしたし、外からタイヤに影響を与えようとした。代わりに、マシンは予選では良かったのでエアロの問題があるかどうかを確認しようといていた」「バルセロナでもうまくいっているのかどうかはわからなかったが、良い結果が得らるときはそう信じてしまうものだ」「序盤に良い結果が得られたことで、最初は少し盲目的だったかもしれない。2018年のような非常に良いシーズンを終えていたので、少し自信過剰になっていたのかもしれない。今になってそれがわかる「自分がどこにいるのかわからなければ、適切な反応などできない。何が問題の原因なのかを理解したのは夏休みだった。遅すぎた」「夏休み後は、もうレーストラックのことはもう考えなかった。我々はあまりにも遠く離れてい。帰って、2020年に戻って集中した方が良かった」ギュンター・シュタイナーは、ケビン・マグヌッセンとロマン・グロージャンはF1スペインGPあたりでマシンについての懸念を表明していたが、チームはそれに耳を傾けなかったと語る。「スペインでの結果は良かった」とギュンター・シュタイナーは続ける。「予選でそれが見られたが、レースではクラッシュがあったので見れなかった。だから、レースで何が起こったのかを解明しなかった。だが、バルセロナでのクルマは強いかもしれない」「おそらくバルセロナではクルマはどこでも優れていると信じすぎたかもしれない。このクルマはバルセロナで特に良かった。当時、ドライバーも良いと言っていた」「我々はQ3に進出したし、予選は6~7番手だったと思うがかなり良かったと思う。どうすればよれが良くないと言える?」「原因のひとつは、2018年の結果に少し目がくらんでいたのではないかと考えた。後からバルセロナで違った対応ができたというのは簡単ばことだ」「今なら『みんな、ここを仕上げなければならない。何かが積み重なっていない』と言うだろう。我々はデータとドライバーよりも結果を信じてしまっていた」