ハースF1チームのプリンシパルを務めるギュンター・シュタイナーは、今シーズンの不調の原因を特定できない場合は、2020年の新車の設計に完全に焦点を移行する必要があるかもしれないと語る。ハースの今季マシンは時折速さを見せるものの、レースではその実力を発揮できず、ギュンター・シュタイナーは頻繁にピレリの新型タイヤをその理由に挙げている。
ギュンター・シュタナーは、F1フランスGGPの週末はハースの過去4シーズンのなかで最悪の週末だったと語る。「開幕戦は6番手と7番手で十分によかった。今週末は15番手と16番手からスタートした」とギュンター・シュタイナーはコメント。「何が起こっているのかは聞かないでほしい。わからないし、答えることもできない。だが、我々はそれを解明しなければならない」「なんとかしてこの状況を抜け出さなければならない。だが、落胆してしまえば、もう諦めるしかない。決してそんなことは望んでいないがね」「我々はこのようなネガティブな感情に対処しながら、懸命に作業を続けていかなければならない。とにかく我々のスタッフにはそう伝えている。ギュンター・シュタイナーは、回復への第一歩は問題の原因を突き止めることだとし、それは2019年のピレリタイヤよりも深刻かもしれないと認める。「原因を特定できなければ、正しい解決策を見つけるのは不可能だ。その場合は直ちに新車に取り組んだ方がいいだろう」