ハースF1チームは、2018年のF1コンストラクターズ選手権でルノーとトップ4を争うことができたことは驚きだったと認める。F1参戦からまだ3年目のハースF1チームだが、今年は開幕戦からダークホースとして競争力を発揮。3強チームとなる“ベスト・オブ・ザ・レスト”をワークスルノーと争った。チームプリンシパルを務めるギュンター・シュタイナーは、状況がこれほどうまく進むとは思っていなかったと語る。
「我々は多くの人々を驚かせたと思う。我々自身も驚かせたか? 少しだけね」とギュンター・シュタイナーは Autosport にコメント。「我々は6位を目標としていたが、4位を争い、5位で終えた。だから、ちょっとした驚きだったのは確かだ」「だが、いつものように誰もが競争的であり、これほど4位に近づければ、4位になりたいものだ。だが、少なくとも我々は来年もトライするつもりだ」ハースF1チームは、開幕戦のピットストップ問題でダブル入賞を失うなど、今年は貴重なポイントを失うレースが多かった。ギュンター・シュタナーは、ポテンシャルをフルに発揮できればもっと良い結果を出せたとし、上位近くでの戦いのタレンッジを理解するためにはチームスタッフがもっと経験を積む必要があると付け加えた。「クルマがそのレベルにいれたのは素晴らしいことだ。そして、我々のチームが十分に優れていなかったとは思っていない。とにかくそれには経験が必要だし、通常、それには時間がかかる」「だが、このクルマから常にすべてを引き出せていなかったのは確かだ。だが、クルマのレベルがもっと低ければ、経験があったとしても、結果を出すことはできなかったかもしれない」「我々は成長しているし、経験を積み、学んでいる。これは学習のゲームだ。そうでなければ、ここに20~30年いる人は何の価値もないということになってしまうからね」「我々は最大のチームではないが、我々が得たもの、人々の数を考えれば、我々は非常に優れた人々が集まっているというのが私の意見だ」また、ギュンター・シュタイナーは、特に2021年に予選制限が導入される可能性を考えれば、パフォーマンスを求めてあまりに急速に拡大するのはハースにとって間違いだと主張する。「ゆっくりと成長する方がいいと思っている。ただお金や人々を投じるだけでは通常はうまくいかない。多くの人々がそれを試みたが、うまくいかなかった。それに我々はすべてを自分たちだけでスタートすることも望まなかった。なぜなら、多くの賢い人々がそれを試みて失敗しているからね。これにもとにかく時間がかかるものだ」「人生で唯一買うことができないのは時間だ。だが、他のすべては買えるし、我々は成長を続けていく必要があると思う。成長する必要があるか? 絶対にそうだ。だが、年間200~300名のスピードで進めることは望んでいない。現時点で我々は160名だからね。それに2021年のレギュレーションがどうなるかはわからない」