ハースF1チームは、今月末のF1アブダビGP後にヤス・マリーナ・サーキットで開催されるポストシーズンテストにF2レーサーのルイ・デレトラズを起用することを発表した。元F1ドライバーの ジャン・デニ・デレトラズの息子でスイス出身のルイ・デレトラズ(21歳)は、3日間のうち2日間のテストを担当。今回がF1マシンでの初走行となり、ハースの現行マシンVF-18を走らせる。
「当然のことだけど、アブダビでF1デビューテストにとても興奮している」とルイ・デレトラズはコメント。「ハースF1チームとテストをする機会を与えてくれたジーン・ハースとギュンター・シュタイナーの両方に感謝している」「自分の資質を示し、発展を通付けてきた2018年シーズンのパーフェクトな締めくくりになる」2015年にフォーミュラ・ルノー2.0 NECでチャンピオンを獲得し、その時のユーロカップでも2位で終えたルイ・デレトラズは、翌年にフォーミュラ・ルノー3.5にステップアップし、現在はF2に参戦している。元ルノーの若手育成プログラムの一員だったルイ・デレトラズは、今年、フェラーリ・ドライバー・アカデミーが提携するチャロウズ・レーシングからF2に参戦し、レース2で2度の表彰台を獲得してランキング11位につけている。ハースF1チームのチームプリンシパルを務めるギュンター・シュタイナーは「ルイ・デレトラズにとって、彼のレーシングカリアを進める良い機会だ。F1カーでデビューするの常に特別な機会だ」とコメント。「彼は、近年で最強のフィールドのひとつであろうFIA F2選手権で堅実な2018年シーズンを戦っている」ルイ・デレトラズは、ブラジルとアブレビで開催される最終2戦でハースF1チームに帯同する。ハースにはF2レーサーのアルジュン・マイニと、彼の元トライデントのチームメイトであるサンティノ・フェルッチも開発ドライバーを務めている。
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