ハースは、F1ブラジルGPでブレーキ問題を調査するためにカーボン・インダストリー製のブレーキをテストする。ハースは、インテルラゴスの両方の金曜フリー走行で1台のマシンがカーボン・インダストリー製ブレーキを走らせる予定であり、レースでも使用する可能性がある。
もう一台のマシンは、現在のサプライヤーであるブレンボ製のブレーキを引き続き走らせる。ブレンボは、問題に対しての責任があるかどうかを判断するために、ハースが新しいサプライヤーを試すことに熱心だとされている。F1メキシコGPでは、ハースは、これまでとはブレンド製のブレーキーローターを使用している。ロマン・グロージャンとエステバン・グティエレスは、ブレーキに問題が発生することなく一日を終えたが、ロマン・グロージャンはECUの故障によってFP2を1時間以上逃した。ブレーキ問題によってF1アメリカGPをリタイアしたエステバン・グティエレスは新しいマテリアルについて「オースティンよりもいいし、強化されているとコメント。「チームとして僕たちはそれらを出来る限りベストなコンディションにするために最善を尽くしている」「ブレーキが故障するかもしれないと思いながらクルマに乗るのはいい気分ではない。特に360kphに達するここではね」ロマン・グロージャンは「これまでブレーキングに関してはそれほど悪くはない。ちょっと良くなったね」とコメント。「僕たちはまだ望んでいる場所にはいないけど、一日中不満を言うことはなかったよ」フリー走行2回目を最下位タイムで終えたエステバン・グティエレスは、冷却目的で交換したフロントのブレーキダクトが“ダウンフォースを完全に無効にしていた”ことを明らかにした。「測定にいくつかミスがあるのは明らかだった。運電がどんな感じだったか想像できると思う」「フリー走行2日目で数値を見た時はとても心配だった。ちょっと奇妙だったし、セッション中にはそれを理解できなかった。他のスペックに戻したらとても速くなった」「これから、僕たちは本来の機能をするように全てを解決するために作業していく必要がある」