ハースのチームプリンシパルを務めるギュンター・シュタイナーは、2016年の後半戦にトロ・ロッソやマクラーレンに挑めないはずはないと考えている。ハースは最初の4戦で3度のポイントフィニシュを果たしたことで、シーズン前半前を終えてコンストラクターズ選手権で8位につけている。 ここ8戦での入賞はわずか1回だが、序盤のようなパフォーマンスを再現することができれば、前にいるマクラーレンかトロ・ロッソを捕えることも非現実的ではないとギュンター・シュタイナーは語る。
「目標を持つ必要がある。彼らは10〜12ポイントくらい前にいる・・・だが、良い週末を過ごして2台でポイントを獲得すれば、一気に縮めることも可能だ。それには良い週末が必要だが、我々はそれを諦めていない」 「ミッドフィールドは非常にタイトなので、うまく抜け出せれば前に立てる。どちらに転ぶ可能性もある。例えば、フォース・インディアを目指すなどといった目標は現実的ではない。それはまず起こらないだろう。しかし、彼らと大きな差がついているトロ・ロッソならまだ追い付ける可能性がある」 「(マクラーレンとトロ・ロッソ)の両方に追い付けるように努力するといえば良い答えになるかな? それは少々傲慢かもしれない。どちらか弱い方を捕えたいと思う。だが、どちらもそれほど遠くに行ってはいない」 前戦F1ドイツGPでは、エステバン・グティエレスとロマン・グロージャンは共にカルロス・サインツとダニール・クビアトの前でフィニッシュしている。ギュンター・シュタイナーは、ホッケンハイムのパフォーマンスを見れば、ハースは後退しているのではなく、ランキングで前にいるチームと対等に渡り合っていることがわかると主張する。 「ドイツではトロ・ロッソより強いことを証明できたはずだ。あれは立派だったと考えている。我々は常にトロ・ロッソより強いわけではないが、良い週末の時は彼らを上回ることができる。F1初年度としてはまずまずの出来ただろう。トロ・ロッソは長年いるチームだからね」 「マクラーレン勢とも近かったので、悪くはない。良い週末の我々のポジションであれば可能だ。大言に聞こえるかもしれないが、調子が良ければ8ポイント、10ポイントは稼げる。それが2回あれば前に出られる。また、我々がポイントを獲った時は、相手が獲れないことが多い。その4人で残りのポイントを争っているからだ」
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