ハースが、2017年のドライバーラインナップを評価しはじめるのはF1イタリアGP後になりそうだ。ロマン・グロージャンは、ハースのF1参戦初年度に際立ったパフォーマンスを発揮しており、これまでチームの全得点となる28ポイントを獲得している。一方、チームメイトのエステバン・グティエレスは、シーズン序盤からVF-16の多数のテクニカルドラブルに見舞われており、3度11位でフィニッシュしているものの、ポイントには手が届いていない。
現行ドライバーの二人の経験は、2017年の大幅なレギュレーション変更を考えれば、ハースにとって大きな手助けとなるが、フェラーリの育成ドライバーであり、GP3の首位を入るシャルル・ルクレールがハースのシートを争っているとされている。2017年のドライバーについて質問されたハースのチームプリンシパルのギュンター・シュタイナーは「何も決定はしていない」とコメント。「ジーン(ハース/オーナー)と具体的に話をした。ヨーロッパシーズンが終わるまで、ドライバーや我々がやっていることについて話すことはない」「それは気を散らせることだ。我々は、全員が何ができるをかわかっているが、我々が望んでいる場所についてもう少し考えてみる必要がある」「チームとして、我々は来年何を成し遂げたいのか? 我々がどこにいるかについて不明なことが多い」「だが、ヨーロッパシーズンが終わったら、決定して、状況を動かしていく必要がある」「ヨーロッパシーズンが終わるまでドライバーについて活発に交渉したくはない。人々を誤解に招くような意見に至るだろうからね」ロマン・グロージャンとエステバン・グティエレスは、シートを保持するために十分かと質問されたギュンター・シュタイナーは「そうだ、完全にね」とコメント。「ここの全員が良い仕事をしている。エンジニアリングスタッフやドライバーには何も問題はない。我々はかなり満足している」最近、ギュンター・シュタイナーは、シャルル・ルクレールへの感情を明白にしている。シャルル・ルクレールは、F1イギリスGPのフリー走行1回目に出走しており、今シーズンはあと4度のフリー走行が予定されている。もう一人、控えで待っているのはGP3のルーキーであるサンティノ・フェルッチだ。彼は先週のシルバーストンテストでハースと2日間のテストを実施している。17歳のサンティノ・フェルッチは、スーパーライセンスに必要な必要条件を満たしておらず、まだF1にステップアップする準備はできていない。だが、ギュンター・シュタイナーは、サンティノ・フェルッチがうまく任務をこなしたと感じている。「彼がそのためにいかに準備が整っているかはポジティブな驚きだった」「彼はクルマでやれる全てのことを理解するために懸命に仕事をしていた。かなり複雑だが、彼はそれにとてもうまく対処した」「彼のスピードには非常に驚いた。彼は若いが、非常に準備が整っていたし、予想を上回った」「我々はドライバーと比較してデータを重ね合わせてみたが、エンジニア全員がかなり満足していた。多くの人が微笑んでいたよ」
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