ハースは、F1プロジェクトは予定通りに進んでおり、2016年のプレシーズンテスト初日までにクルマを準備できると自信をみせている。シャシーはダラーラが担当するが、ハースはフェラーリと技術パートナーシップを結んでおり、パワーユニットの他にも様々パーツの供給を受ける。2016年F1マシンについて「この段階では順調だ」とチームプリンシパルのギュンター・シュタイナーは AUTOSPORT に述べた。
「いくつか少し遅れているものはあるが、カレンダーが変更になり、開幕戦は4月に動いた。さらに1週間をそこに当てることができる」「バンブリーのファクトリーは4週間で終えられるはずだし、次の2週間でシャシーのメカニカルパターン作業が行われる」「スケジュールは非常にタイトだが、それは全員にとって同じことだ」「フェラーリは、3月までクルマの作業をやめないし、我々は彼のスケジュールに沿っている」「最終的に我々は初テストにたどり着けるだろう」ハースには、レースに集中することなく、準備に一年を費やせるだけでなく、確立されたチームであるフェラーリとの密接な技術パートナーシップという利点がある。だが、2年目となる2017年は根本的に異なるデザインとなり、平行して次のクルマを開発することはチームにとってよりチャレンジングとなる。「2ヶ月間、2017年の計画に取り組んできた。来年はポジティブだが、2017年は大きなチャレンジだ」「通常、2年目の方が最も厳しい年となるが、2017年のチャレンジは普通よりも多きので、良い計画を持っている必要がある」チームオーナーのジーン・ハースは、NASCARでの経験がチームがより自給自足できるようになるための進化の助けになると考えている。「我々にはクルマを造ることに役立つ多くのリソースがある。時間が過ぎれば、より多くを学んでいくだろう」「学んでいくほど、我々はより独自でやっていくことができる」「クルマは、解決しなければならない複雑なアルゴリズムのようなものだ。我々はそれらを解くのがかなり得意だと思っている」
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