周冠宇は、2023年第8戦F1スペインGPの決勝を9位でフィニッシュ。角田裕毅に5秒ペナルティを与えたスチュワードの判断を支持した。周冠宇(アルファロメオ)は、52周目のターン1でアウト側から角田裕毅(アルファタウリ)に仕掛けたが、接触を避けるためにコース外に出ることを余儀なくされた。
スチュワードは、角田裕毅がスペースを与えなかったとして5秒ペナルティを科し、10位でフィニッシュした周冠宇は9位に繰り上がった。「今日は本当に楽しかったし、自分としてはよくできたレースだった。この2日間は、パフォーマンスという点で、F1では最高の2日間だったと思う」と周冠宇はコメント。「最初のラップが良かったし、このレースで何かを得る機会を得るにはそれが極めて重要だった」「ペースは好調だったけど、タイヤを賢く管理しなければならない時もあった。このレースで結果を出すためには、他のドライバーたちにプレッシャーをかけ続けなければならないと思っていたし、チャンスがあれば、彼らのミスを誘おうととしていた」「最後に(角田)裕毅を攻略するペースがあることもわかっていた。DRSがあったのでコーナー進入で半車ほど前に出ていたけど、スペースが与えられず、接触を避けるためにエクケープを走る以外に選択肢はなかった。結局、うまくいって、2ポイントを持ち帰ることができたので、いい結果だった」関連:角田裕毅、ペナルティに不服「周冠宇はコース外に追いやれらたフリをした」だが、角田裕毅は、周冠宇がコース外の追いやられたふりをしたと非難している。「スペースを空けていましたし、彼は早い段階で諦めたような気がします」と角田裕毅は語った。「彼はコース外に出て、追い出されたようなふりをしました」「でも、アウトサイドには確かにまだスペースがありました。プレッシャーをかけても、まだ後ろにスペースがある。だから、なぜペナルティがあるのかがわからない。本当に厳しいと感じています」