アルファロメオF1は、11月16日(火)に2022年のフルラインナップを発表するとしており、F2レーサーの周冠宇がバルテリ・ボッタスのチームメイトとして初の中国人F1ドライバーになることが濃厚とされている。アルファロメオF1は、現在ドライバーを務めるアントニオ・ジョビナッツィを今シーズン限りで切ると考えられており、周冠宇、そして、同じアルピーヌF1のアカデミードライバーでFIA-F2首位のオスカー・ピアストリ、ザウバーの育成ドライバーであるテオ・プルシェールが2022年のドライバー候補に挙げられている。
だが、11月16日(火)の朝、アルピーヌF1はオスカー・ピアストリを2022年のリザーブドライバーに起用することを発表。ピアストリは候補から消えた。また、ザウバーは、育成ドライバーのテオ・プルシェールをF2でもう一年育成して2023年にF1デビューさせたいと考えていることを明らかにしている。そうなると、最有力候補として名前が残るのは周冠宇だ。中国出身の22歳の周冠宇は、F2での3年間で5勝、17回の表彰台を獲得しており、アルファロメオのF1シートを獲得するために2500万ドル(約28億5000万円)のスポンサーパッケージをもたらすとされている。レッドブルF1のモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、アルファロメオF1の2022年の見通しについてコメントを求められた際、すでに周冠宇の契約はサインされ、成立していることを示唆した。「優れた設備、最新の風洞、そして、今、十分な予算があれば、チームは実際に2022年に前進するはずだ」とヘルムート・マルコはBlickのロジャー・ブノワに語った。「ボッタスという非常に経験豊富な男性がいて、周はフォーミュラ2での3年間でより高いタスクの準備ができていることを示している」アルファロメオF1のチーム代表を務めるフレデリック・バスールは11月16日(火)に発表があることを確認している。「我々はすでにもう1人のドライバーについて決定を下している」とフレデリック・バスールはフランスの放送局Canal Plusに語った。「我々は最後の手続きを終えているが、決定はブラジルGP後の火曜日に通知される」周冠宇がアルファロメオと共にF1に昇格した場合、必然的にアントニオ・ジョビナッツィにとってF1の未来は不透明となる。しかし、フェラーリがサポートする27歳のイタリア人ドライバーであるアントニオ・ジョビナッツィは、フェラーリF1のサポートの役割を任されるか、2023年にプログラムされているFIA世界耐久選手権のハイパーカープログラムに参加する可能性がある。関連:【速報】 アルファロメオF1、周冠宇の2022年の起用を発表! 初の中国人F1ドライバーが誕生!