ハースF1チームのロマン・グロージャンは、自身のシムレースチーム『R8G Sim Racing Team』。eスポーツの世界に参入する最新のドライバーとなった。F1を含めたモータースポーツが休止状態となっている期間を利用して多くのドライバーがシムレースの世界に参入。F1は『F1 Esports Virtual Grand Prix』、インディカー『INDYCAR iRacing Challenge』を立ち上げ、現役ドライバーが参加している。
ロマン・グロージャンは“さまざまなプラットフォームで競い合い、オンラインレースの主要勢力となることを決意”してR8G Sim Racing Teamを設立。今月末にドライバーラインナップを発表するとした。「僕はモータースポーツ、革新、そして新たな挑戦を受け入れることに情熱を注いでいるので、自分のシムレースチームを立ち上げることは誇りに思う瞬間だ。僕たちが設立したチームの構造は独特であり、設定した野心的な目標を達成するために役立つと思う」とロマン・グロージャンは語った。また、ロマン・グロージャンは、将来、ドライバーにシムレーシングから実際のトラックに出るまでのステップを踏む機会をチームが与えることを望んでいると語る。「僕たち皆、シムレースから出てきたドライバーの才能を目にしてきた。それは印象的だった。僕たちの目標は、実際にレースをする可能性があるドライバーに報酬を与え、育成することだ。これは、R8G Sim Racing Teamに関わるすべての人にとって刺激的な展望だ」現在、7名の現役F1ドライバーが、F1バーチャルGPに参戦しているが、マックス・フェルスタッペンはF1公式ゲーム『F1 2019』を評価しておらず、参加はしないと断言している。ロマン・グロージャンも『F1 2019』には“素晴らしい感触は得られなかった”と参加に消極的であり、よりリアルなレースを探めてiRacingをプラットフォームに選んでいる。「F1ゲームを少し試してみたけど、素晴らしい感触が得られなかったので、それはやめてiRacingに移行した」とロマン・グロージャンは語った。「いくつかの理由で、GTカーを評価しているし、マシンの動作の点ではiRacingの方が少し現実的だと思う。そういうコメントをしているのは僕だけではないと思う」「F1に本当に僕に参加してほしいと思ってくれているし、僕も参加したいとは思っているけど、それでも、ペースが2秒ずれていると少し難しい」「みんなが見逃しているのは、その感覚だし、そのスピード感は得られない。それはシミュレーターでも同じなんだけどね。数百万ポンドのF1を知っているので、その点では制限は同じだと思う」それでも、ロマン・グロージャンは、新しいシミュレーターに慣れるのを楽しんでいると語る。「とても楽しい。セットアップなど、本当に面白いものがたくさんあるので、それにスポットを当てる必要がある」とロマン・グロージャンは語る。「最初はちょっとした大仕事だった。燃料レベルを理解したり、レース中にタイヤを交換するかしないかなどねね。最初に選択する方法すら知らなかった。『なんで僕はピットストップでこんなに遅いんだ?』とね。そしたら『タイヤを交換しているからだ』と言われた。学ぶべきことはたくさんるけど、とても楽しいよ」
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