ハースF1チームのロマン・グロージャンは、2020年から予選Q4セッションを追加するというアイデアに反対しており、フォーマット変更は以前にも失敗していると語る。現在のF1の予選フォーマットは、Q1、Q2、Q3の3つのセッションに分けられ、最初の2つのセッションでそれぞれ5名ずつが脱落し、Q3セッションでポールポジションを賭けた10名によるシュートアウトが行われている。
F1のオーナーであるリバティ・メディアは、現在のノックアウトスタイルのフォーマットに4番目の予選セグメントとして“Q4”を追加したいと考えている。F1は、2016年にドライバーがセッション中にリアルタイムで振るい落とされていく予選方式を採用したが、それは失敗に終わり、わずか3戦で元のフォーマットに戻されている。ロマン・グロージャンは、現在のフォーマットに満足していると語る。「意味があるとはあまり思わない。3つのセグメントはかなりクールだし、トップ10のシュートアウトはとてもいいと思う」「僕たちは多くの予選セッションを試みてきたけど、世界を変えることはなかった」ロマン・グロージャンは、2016年のリアルタイムノックアウト方式の失敗を例にあげる。「2016年はシュートアウト方式だった。バーレーンで僕は8番手にいたけど、誰かが僕を押し出していることを願っていた。9番手であれば自由にタイヤを選ぶことができたからね」「実際、ミッドフィールドにとってはデメリットだと思う。予選でミディアムを履いていなかった上位5台のうち3台にとっては何も変わりはないだろう」
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