ロマン・グロージャンは、ハースのチームメイトであるケビン・マグヌッセンとのコイントスで負けたことで、F1スペインGPの土曜フリー走行までアップデートされたフロアの導入を待つことになった。ヨーロッパラウンドの開幕戦となるF1バルセロナGPには大部分のチームがマシンにアップグレードを投入する。しかし、ハースのシャシーを製造するダラーラは、金曜フリー走行までに改良版のフロアを1つしか用意できなかった。
予選とレースまでには2台にアップグレードが導入されるが、コイントスでの勝負の結果、最初に投入されるのはケビン・マグヌッセンとなった。シーズン中にアップグレードがある場合、2台のマシンに交互に与えるチームが多いが、ハースは違った方法で投入先を決めたとロマン・グロージャンは打ち明けた。 「コイントスで決めた。僕はそれで運が良かったことがないん!」ハースのチームプリンシパルを務めるギュンター・シュタイナーは、どちらがプラクティスでアップグレード版を使うかを決めるのにそれが最も公平な方法だったのだと述べた。 「誰も信じないかもしれないが、何よりシンプルな方法がコイントスだ。ここではみんなシンプルな科学を見い出そうとするが、そこに科学はない。金曜日はフロアを1つしか準備できないと言われたのでこうなった。決して望ましい方法だとは思っていないが、決まったことは仕方ない。結局はフロアの製造が遅れたということであり、どうにかするしなければならなかった。結果としてこうなった」 ロマン・グロージャンは、初日にアップグレード版でセットアップを決めていけないことは不利だと語る。「残念ながら僕は土曜日まで待たなければならない。あまり理想的ではないよね」とロマン・グロージャンはコメント。「まだ1つしかなくて、僕は使えない。クルマはいろいろと変更されているけど、どんな感じかわからないのは理想的ではない」 「明日はケビンが使うことになっていて、土曜日には僕も使えるようになる。問題はパッケージに合わせてクルマに新しいセットアップが必要になることだ」 「ポジティブなステップであることを願っている。たくさんのパーツがあるので、その効果や反応の見るのはとても楽しみだ。でも、地に足をつけて、あまり期待し過ぎないようにしたい。こういう状況は前にも知っている。新しいパーツが入ったときは大きな効果を期待するけど、だいたいコースに出るとちょっと違う。だから、少なくともポジティブであることを願っているよ」
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