予選3番グリッドを獲得したロマン・グロージャンは、予選後のテストでフロアに規約違反が発覚したが、ペナルティを免れた。スチュワードの声明によるとロマン・グロージャンのマシンは「負荷をかけた際にフロントフロアが垂直に5mm以上たわんだ」ため、義務的な“フロア柔軟性”テストに不合格となった。
この規約違反に対してのペナルティは課せられなかったが、ロータスは、この問題はダメージに起因するものだと確信していた。ロータスは、Q2でのターン11の縁石の衝撃によってフロアサポーターが壊れた結果、テストに違反することになったと説明。当局は、この説明を受けて、さらなるアクションは行わないことを選んだ。スチュワードは声明で「テレメトリーに基づき、Q2で-7.3g〜+11.1gの範囲での垂直加速の衝撃によってクルマが影響を受けた結果ことが確認された。ビデオ証拠により、テレメトリーと一致してターン11でクルマが底を打っていたことが確認された」「この衝撃によってカンナンバー8のフロアステイの故障を引き起こしたことは合理的だと考えられる」「検査により、カーナンバー8のフロアステイが、無傷だったカーナンバー7のものと同一であることが確認された」「(各パーツの歴史を示す)文書により、カーナンバー8のパーツは、フルレースを含めた600km以上に適応していることが示されている」「このパーツの故障は、Q2での衝撃が第3条17項5号の必要条件を満たすことができない原因になったというのがスチュワードの結論である」「したがって、今回は偶発的な破損であり、不適法ではない」