ロマン・グロージャンが、GP2アジアで2度目のタイトルを獲得した。イモラで開催されたGP2アジア最終戦。ロマン・グロージャンは、レース1で優勝し、ランキング2位のジュール・ビアンキに5ポイント差でレース2を迎えた。だが、レース2のオープニングラップでジュール・ビアンキがリタイア。ロマン・グロージャンのタイトルが決定した。
今年のGP2アジアは、予定されていたバーレーンでのレースが反政府デモによる政情不安によって中止。代替としてイモラでレースが開催された。ロマン・グロージャンは、2008年にGP2アジアの初代チャンピオンを獲得。今年はロータス・ルノーGPのサードドライバーに就任している。「いい気分だ。僕たちは素晴らしい仕事をしたし、シリーズ全体を通して改善を続けられたと思う。今日も良い経験ができた。アブダビでのスプリントレースでは1周目に誰かにクラッシュされていたので、シーズン初のスプリントレースだったからね」とロマン・グロージャンはコメント。「僕たちはこれからGP2シリーズに向けてまだ改善することができると思う。来月の4日間のテストで何を望む、どのようにチームを改善させられるかは、僕たちのデータ分析にかかっている。DAMSの一員であること、そして彼らをトップに返り咲かせる役に立てたことを誇りに思っている。僕はDAMSがトップチームのひとつになるのを助けるためにここにいるし、僕たちは正しい方向にいると思う。個人的なチャレンジでもある。僕たちがここにいて、チャンピオンになれることをみんなに示したい」