松下信治は、GP2 第7戦 ベルギーのレース2を13位で終えた。レース2、11番手からスタートした松下信治は、序盤からペースが上がらず、1周目で12番手にポジションを落とした。その後はこう着状態が続き、ポジションを上げられずに終盤を迎える。タイヤの状態が厳しくなってペースが落ち、14番手にポジションを下げるも、最終ラップに前車のアクシデントで1つ順位を上げ、13位で18周のレースを終えた。
松下信治「前のマシンを抜く機会をずっとうかがっていて、一度はほとんどオーバーテイク寸前まで行ったんです。でもひどい幅寄せをされてダートに押し出され、それでタイヤがダメになって、ペースが落ちてしまいました。レース終盤は、タイヤの垂れ自体もひどくなってしまいました。マシンの感触自体はレース1に比べるとずっとよかったんですけど、僕もチームメートもなかなか前のマシンを抜けなかったし、決して速くはないんでしょうね。これまでARTはレースペースの速さが特徴だったのですが、ここ数戦はそのアドバンテージがなくなってる。ちょっと、苦しい展開ですね。次のモンツァは1年前のストフェル(バンドーン)も苦戦していたし、決して楽観はできないですが、全力を尽くすだけです」