ティモ・グロックは9日、ドイツGPが週末に開催されるニュルブルクリンクで、新しいデザインのヘルメットを披露した。パナソニック “キッズ・スクール”デザインコンテストは、ティモ・グロックがドイツGPの週末に着用する、新しいヘルメットのデザインコンテストであり、ドイツの学校に通う5歳から17歳の170名を超える子どもたちから応募があった。ティモ・グロックはハンガリーGP以降、通常のデザインのヘルメットに戻す。
ティモ・グロックは、シルバーストンで行われた前回のイギリスGPで、厳選された応募作品を審査。ニュルブルクリンクから400キロメートルほど北東にあるバート・リップスプリンゲに住む、6歳のトム・ルカ・ホフマン君を優勝者に選んだ。トム君が描いたデザインは、ティモが運転するF1カーが、応援する人たちの前を通る様子を表現している。パナソニック・トヨタ・レーシングのVIPゲストとして、家族と一緒にニュルブルクリンクに招待されているトム君。昨日、チームのモーターホームを訪れ、採用されたイラストが描かれたヘルメットを自らティモにプレゼントし、ティモからはサイン入りのヘルメットのレプリカを受け取った。この様子は、ニュルブルクリンクのパドックにいるテレビ関係者、報道カメラマンに公開された。ティモ・グロック 「小さな子どもなのに、細かいところまで良く描かれているので、トム君のイラストに感心した。それが、トム君のデザインを選んだ理由。このヘルメットを被り、地元のファンの前で、レースをすることを楽しみにしている。ヘルメットは幸運のお守りだ!」またティモ・グロックは、ドイツGP限定ヘルメットを国連世界食糧計画のチャリティー・オークションに出すことを決めた。国連世界食糧計画であり、パナソニック・トヨタ・レーシングのパートナーであるALJ社協賛プログラムである “Fill the Cup(コップを満たそう)”のロゴは、すでにTF109のフロントウィングに掲出されており、今回のティモ・グロックの活動はこれに連動することとなる。このパナソニックの“キッズ・スクール”デザインコンテストは国連世界食糧計画・飢餓撲滅活動への貢献となっている。ティモ・グロック ドイツGP 限定ヘルメット