ティモ・グロックが、グリッド後方の小規模F1チームの現状を嘆いた。マルシャは、報酬を受けていたティモ・グロックに代わって持参金を持ち込めるドライバーが必要だと公に認めるなか、ティモ・グロックは契約期間を残してチームを去り、BMWからDTM(ドイツツーリングカー選手権)への参戦を決めた。
「数年前の(トップチームとの)差が1〜2cmだとしたら、今は10cmだ」とティモ・グロックは Frankfurter Allgemeine Zeitung にコメント。実際、HRTはチームを畳み、マルシャは2人目のペイドライバーのためにシートを解放。ケータハムはシャルル・ピックのチームメイトをまだ発表しておらず、高い評価を受けるヘイキ・コバライネンの続投の可能性は低いとみられている。「(F1で)このモデルが続く限り、小規模チームにとってはますますレースに残ることが厳しくなっていく。新しいエンジンになる来年には、レッドブル、フェラーリ、メルセデスがさらに前に出るだろう」ティモ・グロックは、小規模チームはどうにかやりくりするために“ペイドライバー”が必要だが、トラック上でのリザルトは伸び悩むことになるという"悪循環にはまっている"と嘆いた。
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