ティモ・グロックは、低迷するヴァージンにすでに愛想を尽かしているとの報道を否定した。ヴァージンは、F1トルコGPでMVR-02にアップグレードを持ち込んだが、きとんと働かせることができず、ティモ・グロックに至ってはギアボックス故障によりグリッドに並ぶことさえできなかった。「週末ごとにゼロからスタートしているように思う」とのティモ・グロックの発言を Die Welt は伝えた。
「すべてのテスト走行を節約して、変りにコーヒーを飲んでいたような気分だね」しかし、ティモ・グロックは Sport1 のインタビューで前述の“コーヒー”発言はチームへの批判ではないと主張した。「チームとは関係のないことだった」とティモ・グロックは主張。「ジャーナリストに、なぜ僕たちはタイヤのデグラデーションにこんなに多くの問題を抱えているのか理解できないでいると話したけど、実際のレースでは問題は非常に異なるように思えた」「全体的にタイヤ状況についてコメントしていたけど、チームやピレリへの批判ではない。コメントを呼んだけど、僕が意図していたこと説明されていなかった」「なので、とても不細工に描写されていたことに驚いたよ」だが、トヨタのF1撤退後、初年度のヴァージンに加入したティモ・グロックは、失望しているという事実を隠してはない。「初年度が難しくなることはわかっていたけど、大きな前進を遂げられると期待していた。僕たちはまだ成功していない。僕たちは自分達自身に問いかけて、なぜロータスに並べないかを理解する必要がある」ヴァージンに諦めを感じたかと質問されたグロックは「いいや、一度もない。僕たちはチームとして一緒に進み続けなければならない」「難しいだろうけど、前進するためにあらゆる手を尽くしていかなければならない。それが現時点での僕たちの唯一のゴールだ」ヴァージンは、トルコ版アップグレードの問題を究明するために、今週末スペインのイディアダで直線テストを実施する予定となっている。
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