F1レースディレクターのマイケル・マシは、2020年F1世界選手権 第11戦 F1アイフェルGPの土日が再び悪天候になった場合に備えて“バックアップ計画”に取り組んでいると語った。初日となった金曜日のニュルブルクリンクには朝から雨が降り、上空には霧が立ち込めた。そのため、FP1とFP2の両方でミディカルヘリコプターが飛ぶことができず、セッションを進めることができず、チームとドライバーは最終的に1周もコースを走ることなく初日を終えることになった。
マイケル・マシは、土曜日と日曜日が同じような気象条件に直面した場合に備え、バックアップ計画に取り組んでいると述べた。「残りの週末の予報は良く見える。だが、同様の状況が発生した場合に備えて、回避できるようにいくつかのバックアップ計画にも取り組んでいる。我々はバックアップ計画に取り組み、適宜で全員にアドバイスしていく」そして、土曜日になってFIAはプランBを発表。「サーキットから約3kmのところに着陸エリアを作成し、サーキットの救急車とヘリコプターが層雲ゾーンの外側(基本的には濃い霧/雲が形成されない低高度)で出会えるようにしている」とFIAは声明で述べた。「ヘリコプターは、必要な時間内に患者を病院に移送できるようになる」ニュルブルクリンクで最後にレースが開催されたのは2013年。決勝では当時レッドブルのドライバーだったセバスチャン・ベッテルが優勝している。現在。フェラーリに所属しているセバスチャン・ベッテルは、走行機会を逃したことに失望し、気温10度という寒い中グランドスタンドで一日を過ごしたファンを思うと悲しいと語った。初日の振り返ったセバスチャン・ベッテルは「退屈だったね」とコメント。「ここに来ることができて、何も見えなかった観客にとっては最悪だ。僕たち全員にとって同じだったと思う。あまりエキサイティングではなく、アップデートを待っているだけだった。しかし、明日もっと良い一日になることを期待している。走行不足がフェラーリにどのような影響を与えるかと質問されたセバスチャン・ベッテルは「すべて明日の状況次第だ」とコメント。「理想的ではなかった。僕は長い間ここにいなかったし、マシンで働く機会を失った。でも、今週末は…状況によって困難になるとずっと思っていたので、何が得られるかを見ていくつもりだ」だが、現時点でニュルブルクリンクの天候は安定しており、スケジュール通りに走行が行われると予想されている。