メルセデスは、2015年のF1ドイツGPを守るために救済を申し出ていたようだ。 20日(金)、FIAは7月19日(日)に決勝レースが予定されていたF1ドイツGPを今季のカレンダーから外すことを発表。理由は、バーニー・エクレストンとドイツのサーキットが「合意に至らなかったため」と説明されている。
中止の決定前、バーニー・エクレストンは財政難を抱えるニュルブルクリンクと話し合いを進つつ、ホッケンハイムとも交渉を続けており、メルセデスのトト・ヴォルフは「できる限り助けたい。我々にとっては重要なグランプリだ」とコメントしていた。 22日(日)、The Observerは、メルセデスが2015年に想定される損失の半額を負担するだけでなく、レースのプロモーションも買って出ていたと報じた。 メルセデスのスポークスマンは「原則として、個別のイベントに対して経済的なサポートを提供することは、競争するチームの仕事ではないと考えているし、将来的に維持可能なモデルだとも思っていない」とコメント。 「それでも、ドイツGPはF1カレンダーの中心となるレースのひとつであり、我々はこのレースが開催されることに重大な関心がある」 「メルセデス・ベンツは議論の場に参加し、2015年のホッケンハイムにおけるドイツGPの成功をサポートするため、重大な貢献を申し出た。残念ながら、この申し出は受け入れられなかった」