ニュルブルクニンクの新オーナーがカプリコーンに決定した。買収額は1億ユーロ(約142億円)以上とされている。ニュルブルクリンクは2012年に破産。ホッケンハイムとF1ドイツGPを交互開催しているニュルブルクリンクだが、約50年分の利益に相当する負債を抱えていた。
ニュルブルクリンクの管財人は、カプリコーンのオファーは、買収企業H.I.Gキャピタルの入札を上回ったと述べた。管財人のイェンス・リーザーは「微妙な決定だった」と述べ、契約にはニュルブルクリンク周辺施設拡大に対する約2,500万ユーロ(35億6815万円)の投資も含まれていると述べた。ドイツに本社を置くカプリコーンは、モータースポーツ業界にハイエンドのクランクシャフト、シリンダーライナー、ピストン、連結ロッド、繊維強化複合材料などを供給しており、技術センターとしてニュルブルクリンクを開発したい考えのようだ。カプリコーンが取得した資産には、アミューズメントパークと5.1kmのF1サーキット、そして1927年に建設され、乗用車の開発のために自動車業界が使用している全長20.8kmの北コース(ノルドシュライフェ)が含まれる。