ジョージ・ラッセルのメルセデスF1での将来は安泰だが、“ナンバー2”になる可能性がある――。元ハースF1代表のギュンター・シュタイナーは、2026年シーズン最大のサプライズとしてキミ・アントネッリを挙げ、メルセデス内での力関係が変化しつつあるとの見方を示した。アントネッリは今季ここまで複数回の優勝を挙げ、F1ベルギーGPを前にドライバーズランキング首位に立ち、チームメイトのジョージ・ラッセルに25ポイント差をつけている。
シュタイナーはラッセルの契約自体は揺るがないとしながらも、チーム内での立場は変わる可能性があると語った。シュタイナー「アントネッリは今季最大のサプライズ」シュタイナーはドイツの『Sport Bild』の取材で、アントネッリの活躍は想像を上回るものだったと評価した。「彼が速いことは分かっていた」「でも、ここまで早くジョージ・ラッセルに大きなプレッシャーをかけ、何勝も挙げるとは思っていなかった」メルセデスは2026年シーズンを通じて好調を維持しており、その中心にいるのが19歳のアントネッリだ。ルーキーイヤーとは思えない安定感を見せ、タイトル争いでも主導権を握っている。ラッセルには結果が必要だと指摘シュタイナーは、現時点でプレッシャーが大きいのはラッセルの方だと分析する。「ジョージにはキミよりもはるかに多くのものが懸かっている」「アントネッリが今年タイトルを逃しても悲劇ではない。まだ19歳だからだ」「一方でジョージは、今こそ大きな成功を収める必要がある。そうでなければ、世界選手権タイトルを獲得するチャンスは終わってしまうかもしれない」ラッセルはこれまでメルセデスのエースとして期待されてきたが、急成長を遂げるアントネッリの存在によって、その立場はこれまで以上に厳しく評価される状況となっている。契約は安泰もエースの座は保証されずそれでもシュタイナーは、ラッセルがメルセデスのシートを失うとは考えていない。「ジョージは非常に優れたドライバーだ」「どのトップチームにも強力なセカンドドライバーは必要だ」「結局、勝者になれるのは一人だけだからだ」シュタイナーはラッセルの実力を高く評価しつつも、今後のメルセデスではアントネッリがチームの中心となり、ラッセルは“ナンバー2”という役割を担う可能性があるとの見方を示した。2026年シーズン前半戦で最も大きな驚きをもたらしたアントネッリの躍進は、タイトル争いだけでなく、メルセデス内部の勢力図にも変化をもたらしつつある。ラッセルにとっては、自らの評価を改めて証明する後半戦となりそうだ。
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