ジョージ・ラッセル(メルセデス)は、Netflix『Drive to Survive』の最新シーズンで、レッドブル・レーシング内部の権力闘争について踏み込んだ発言を行った。昨季、チーム代表を退任したクリスチャン・ホーナーの解任劇を巡り、マックス・フェルスタッペンと父ヨス・フェルスタッペンの影響力に言及した。さらに、マックス・フェルスタッペンのメルセデス移籍説が、自身の将来にも影を落としたことを認めつつ、その噂がホーナーを追い出すための“戦術”だった可能性に疑問を呈している。
ラッセルは番組内で次のように語った。「フェルスタッペン親子はあのチーム内で明らかに大きな力を持っている」「彼らは状況を操作するのが好きだ。かなり頻繁にだ」「理由はどうあれ、彼らはホーナーを好んでいなかった。そして彼を追い出そうとしていたのだと思う」「マックスがメルセデスに移籍するという噂も、彼がレッドブルに残る条件としてクリスチャンを去らせるためのプレッシャーをかける“ゲーム”だったのではないかと考えてしまう」ホーナーは、自身の退任についてヘルムート・マルコの影響を示唆しつつも、フェルスタッペン親子を直接非難することはなかった。ヨス・フェルスタッペンはかねてよりホーナーを公然と批判してきたが、ホーナー本人は異なる見解を示している。「マックスの父は私の最大のファンではなかった。彼はしばしば私について発言していた」「だが、フェルスタッペン親子が責任を負っているとは思わない。最終的な決定はオリバー・ミンツラフによるものだった。彼はヘルムートの助言を受けていたのだと思う」「ディートリッヒ・マテシッツが亡くなった後、組織の中で何かが変わった。私があまりに大きな権力を持つと考えた人もいたのだろう」現在もホーナーとマックス・フェルスタッペンの関係は良好だとされている。両者はWhatsAppで定期的に連絡を取り合っているといい、フェルスタッペンはこう語っている。「クリスチャンがこのチームのためにしてきたこと、そして僕たちが共に経験したことを認識するのは大切だ」「2021年の初タイトル、その年の戦い、アブダビでの最終戦。ああした瞬間は決して忘れない」ラッセルの発言は、レッドブル内部の力学と、2025年の解任劇の背景にあった思惑を改めて浮き彫りにした。チーム体制が変化した今もなお、その余波はパドックに残り続けている。