ジョージ・ラッセル F1カタールGP スプリント予選「PUが再充電モードに」

この結果は、前回のラスベガスで今シーズン2度目のグランプリ勝利を収めた彼にとって、ある意味で驚きであった。好調なパフォーマンスにもかかわらず、26歳のラッセルはSQ3セッションの最終走行で、メルセデスのパワーユニットを再充電モードにしてしまったことを明かした。ラップタイムがどれほど遅くなったかは分からなかったが、それでもポールポジションを獲得するには、ノリスが「少し」速すぎると感じた。「セッション中ずっと、マシンは本当に強かった」とラッセルはF1TVに語った。「マシンは本当に素晴らしかったし、このサーキットは本当に最高だ。リズムに乗って、そのリズムが掴めると、とても速い」「Q3の最終ラップで初めて高速走行でフラットスピンをしてしまい、エンジンを少し壊してしまった」「どれほど失ったかはわからないが、コーナーの立ち上がりで大きく充電した」「このインタビューにはあまりにもテクニカルすぎるが、まさに完璧だったのに、立ち上がりでスピードを失ってしまったのは少しイライラする。でも、ランド（・ノリス）にはほんの少し届かなかっただけだと思う」F1シーズンも終盤を迎え、メルセデスはコンストラクターズ選手権で4位に甘んじ、個々のドライバーの結果以外にはほとんど戦うものがない状況だ。マクラーレン2台の間に挟まれ、カルロス・サインツのフェラーリの真ん前でスタートしたラッセルは、スプリントで優位に立つつもりだ。両チームとも、F1コンストラクターズ選手権の激しい戦いの真っ只中にいる。ウォキングを拠点とするチームは1998年以来、イタリアチームは2008年以来、そのタイトルを獲得していないため、メルセデスのドライバーを取り巻く状況は緊迫している。「もちろんだ」とラッセルは、ノリスとスプリントで戦えるかと尋ねられた際に答えた。「彼らは選手権で戦っている。僕らは失うものはない。大きな結果を目指しているので、良いスタートを切れるよう試みるつもりだ」「もちろん、スプリントはスプリントに過ぎない。予選にも集中する必要がある。今のところはうまくいっている」