メルセデスF1のジョージ・ラッセルは、2023年F1第16戦シンガポールGPの予選で2番グリッドを獲得。惜しくもカルロス・サインツにポールポジションを逃した後、決勝でライバルのフェラーリを「難しい立場」に追い込むことを目指している。ラッセルは予選でトップ争いを展開。Q1では6番手、Q2ではサインツに次ぐ2番手タイムをマークした後、Q3の最初タイムでは4番手につけていた。
その後、サインツが1分30秒984を記録したため、ラッセルは最後のアタックでサインツからポールを奪い取ろうとした。しかし、ラッセルのラップタイムはサインツより0.072秒遅く、予選2位となった。W14から飛び降りたラッセルは「あのクルマに座っていると、まるでサウナで汗を流しているような感じだけど、落ち着いて冷静さを保たなければならない」と語った。「でも、今週末全体としては、本当に、本当に満足している、クルマには自信があったし、チームの戦略も素晴らしかった。僕たちは 他のみんなに対してオフセット戦略をとっていた」「したがって、僕たちは周りが誰も持っていないミディアムタイヤが1セット余っている。4セットのタイヤだけでQ3に進んで、戦略的なアドバンテージを持ってフロントロウを獲得するのはエキサイティングなことだ」ターン16からターン19までが397.9mの長いストレートに変更された新レイアウトについて、日曜日にオーバーテイクのチャンスがあるかどうか尋ねられたラッセルは「伝統的に1ストップレースだったけれど、新しいサーキットレイアウトがそれを変えたかもしれない」とコメント。「金曜日のタイヤのデグラデーションはかなりひどかったので、1ストップと2ストップの間で非常に近い状態になると思う。ミディアムタイヤを使えば、フェラーリを難しいポジションに追い込んでミスを誘い、優位に立つことができる。それが僕たちが求めていることだ」