メルセデスF1のジョージ・ラッセルは、F1マシンが大きくなりすぎて最近のレースが「より困難」になっているというフェルナンド・アロンソの主張に同意していない。アロンソは、FIA(国際自動車連盟)とF1に対し、レースの興奮を高めるために重量とサイズを減らす努力をするよう求めたが、一流の設計者らは安全性を犠牲にせずにそのような変更を実施するのは難しいのではないかと懸念している。
アロンソのコメントに同意するかと問われたラッセルは、F1マシンのサイズはカレンダー上の狭いサーキットを訪れる場合にのみ問題になると主張した。「クルマの大きさはそれほど問題だとは思わない。シンガポールやモナコに行ったときに初めてクルマの大きさを実感できる」とラッセルはメディアに語った。「ハイブリッド時代の小型車と比較すると、それらはクールに見えます。僕は今でも、2004年または2007/08年のマシンが最も見栄えの良い車だったと思っている」「もしかしたら(今は)少し大きすぎるかもしれないけど、それほど強く感じていない」現行世代のF1マシンの重量は798kgで、チャンピオンシップの歴史の中で最も重い。安全技術の革新の多くは、ハイブリッド システムの使用増加に伴う重量増加の原因となっている。ラッセル氏は、将来のクルマの重量制限を引き下げたい場合、FIAはF1とともに「妥協点を見つける」必要があると考えている。「要素は2つある。1つはパフォーマンスだ。車の運転を純粋に楽しむためには、できるだけ軽い車が必要です」とラッセルは説明した。「安全面については以前にも触れたけど、僕たちはこれらの車をより安全にしているけど、同時に重量も重くしている」「時速160マイルで走行していて、バスと同じ重量の車が何かに衝突した場合、スマートカーよりもバスのほうがダメージを受けることになる」「ここはF1とFIAのエンジニアが完璧な妥協点を見つける必要があるところだ」