ウィリアムズF1のジョージ・ラッセルは、F1ハンガリーGPの予選で自分より下位グリッドで終えたアレクサンダー・アルボンに同情。ジュニア時代からの戦友であるアルボンのためにレッドブル・ホンダF1にマシンの問題を解決するよう求めた。ジョージ・ラッセルは、ウエットだった前戦F1シュタイアーマルクGPに続いて、ドライとなった今回の予選でもQ2に進出して12番グリッドを獲得。チームメイトのニコラス・ラティフィもQ2に進出しており、低迷が続いていたウィリアムズF1にとっては快挙ともいえる結果を達成した。
一方、前戦で予選4番手を獲得していたレッドブル・ホンダF1のアレクサンダー・アルボンは、ジョージ・ラッセルのタイムに及ばず13番手でQ2敗退。「今日は語れることはあまりない」と落胆を口にしている。今シーズンは、チームメイトのマックス・フェルスタッペンのパフォーマンスに匹敵することができておらず、今回もフェルスタッペンがQ3進出を果たしたこともあり、アルボンに少なからず批判的な声も上がっているのは事実だ。だが、ジュニア時代からアレクサンダー・アルボンと切磋琢磨してきたジョージ・ラッセルは、決してアルボンが悪いわけではなく、問題はレッドブル・ホンダF1のマシンにあると庇った。「僕は過去15年間アレックスのことを知っているし、彼と同じパドックにいた、レースをしてきた僕たち全員が彼が最高のドライバーの1人であることを知っている」とジョージ・ラッセルは情熱的に語った。「マックス(フェルスタッペン)もシャルル(ルクレール)も、僕たち全員がそう言うだろう、彼はやってきたすべてにおいて常に最前線にいた。彼に一体何が起こっているのかわからない」「彼が雑魚(idiot)みたいに映ってしまっているけど、彼はまったくそうではない。彼のことを本当に気の毒に思う。彼はやってきたすべてで勝ってきたし、僕には何が起こっているのかはわからないけど、彼ら(レッドブル・ホンダF1)は彼のためにそれを整理する必要がある」普段は温厚なイメージのあるアレクサンダー・アルボンだが、Q2敗退を喫した後、無線で「僕をトラフィックのなかに入れないように言っただろ!」と不満をぶちまけた。だが、セッション後、冷静になったアレクサンダー・アルボンはそれだけを責めることはできないと改めた。「1つのことだけではあに。明らかに僕も素晴らしいラップができていなかった。でも、それを修正するためのラップはもう1回あった」とアレクサンダー・アルボンは説明した。「正直、いくつかのことがありし、チームとそれについてじっくり話し合い、次回のために準備を整える必要がある」「FP3の方がマシンに満足できていたし、予選ではそれほどではなかった。もう少しよく理解する必要がある」関連:F1ハンガリーGP 予選:メルセデスが1列目&ピンクメルセデスが2列目独占