ロンドン・バタシーパークでのフォーミュラEの大会企画がウォンズワース地方議会でが認められた。ロンドン大会は6月27日、28日に行われる第10戦、第11戦の2大会となる。これにより、初シーズンのカレンダーに大会が1つ加わった。何か月もの関係各所との協議を経て、世界初の全電気駆動レースシリーズの最終2ラウンドは、15コーナーがある2.92Kmの特設コースとなることになった。デザインはフォーミュラE・ロンドン大会の運営チームと共にイギリス人建築家サイモン・ギボンが行った。
アレハンドロ・アガグ (フォーミュラE CEO)「ロンドン大会の計画の話し合いは何か月もかかりました。ですので、ウォンズワース地方議会から計画の承認を得た時は本当に嬉しく思いました。多大な尽力を尽くしてくださった関係者みなさんに感謝します。特にボリス・ジョンソン市長、ウォンズワース地方議会、そして場所に興味を持ってくださった多くの出資者グループの皆さん、ありがとうございました。シーズン最後の2つの大会をロンドンで開催する事に関しては、ウォンズワース地方議会と協議の中でオプションでした。街にとって壮大なイベントとなること、クリーン・エネルギーと持続可能な交通手段のショーケースの素晴らしい舞台になること、初シーズンのチャンピオンの王冠を授与する場所にロンドンが最適であると考えました。ロンドン市街に電気レースを持ち込む準備を始めますが、全ての公園利用者へ配慮しながら、地元の住民の方々や関係者と密に作業していく事になります」ボリス・ジョンソン (ロンドン市長)「ロンドンのスポーツ・カレンダーにフォーミュラEという素晴らしいイベントが加わりました。文字通り電撃的で、バタシーはすでに回生の賑わいで活気づいており、この新しい国際イベントがスパークすることは間違いないでしょう。ウォンズワース地方議会・副議会長、ジョナサン・コック「バタシーパークとロンドンにとって素晴らしいニュースです。私たちの素晴らしい街にまた国際イベントが加わりました。フォーミュラEは素晴らしいレースであり、また排気ガスの無い電気交通手段のショーケースになります。このスポーツは電気自動車への考え方を変えるでしょう。そしてバタシーパークがシーズンの最後を飾れる事を光栄に思います。」そしてロンドン大会ではサポートレースとして、FEスクールシリーズも行う。このレースは10の地元の学校がそれぞれ組み立てた電気自動車でレース本番と同じサーキットを走り、争うもの。若い世代のエンジニアリングへのキャリアと持続可能性への成長を促す事が目標で、イギリスのチャリティー団体のグリーンパワーが運営する。イギリスを拠点にしているヴァージン・レーシングのドライバー、サム・バードはコースレイアウトについて「コースは、ロンドンの素晴らしいスカイラインをバックに、チェルシーを渡ってテムズ川の右側の美しいバタシーパークにあります。レイアウトは高速ストレートといくつかのハイスピードカーブ、難しいシケイン、そしてブレーキングゾーンの混ざったもののようですね。ロンドン大会を観る人たちは、アクションや追い越しが盛りだくさんの速いレースを近距離で観ることができると思います。運営陣はこのレイアウトでも素晴らしい仕事をしましたし、ホームの観衆の前でレースをすることが待ち遠しいです」と語った。FIAフォーミュラE選手権 2014/2015年大会予定第1戦 9月13日 中国 北京大会第2戦 11月22日 マレーシア プトラジャヤ大会第3戦 12月13日 ウルグアイ プンタ・デル・エステ大会第4戦 1月10日 アルゼンチン ブエノスアイレス大会第5戦 3月14日 アメリカ マイアミ大会第6戦 4月4日 アメリカ ロングビーチ大会第7戦 5月9日 モナコ モンテカルロ大会第8戦 5月23日 ドイツ ベルリン大会 第9戦 6月6日 ロシア モスクワ大会第10戦 6月27日 イギリス ロンドン大会第11戦 6月28日 イギリス ロンドン大会