ニック・デ・フリース(マヒンドラ・レーシング)が、フォーミュラE第15戦東京E-Prixで今季2勝目を挙げた。雨に翻弄された波乱のレースを制し、2026年シーズンのタイトル争いは最終戦ロンドンE-Prixへ持ち越されることになった。優勝争いだけでなく選手権争いも大きく動いた。18番グリッドからスタートしたジェイク・デニス(アンドレッティ・フォーミュラE)が驚異的な追い上げで3位表彰台を獲得し、ランキング首位に浮上。
一方、ランキング上位だったミッチ・エバンス(ジャガーTCSレーシング)とパスカル・ウェーレイン(ポルシェ・フォーミュラEチーム)は苦戦を強いられ、タイトル争いは最終戦ロンドンで決着することになった。雨で再びタイヤ戦略が勝敗を左右東京では前日に続いて雨がレースを直撃。スタート前の降雨により、各チームはタイヤ内圧の設定という難しい判断を迫られた。路面が徐々に乾いていく展開を見越してドライ寄り、あるいは中間的な空気圧設定を選択したドライバーが大きく順位を上げる展開となり、上海E-Prix第2レースとよく似たレースとなった。この戦略を成功させたデ・フリースが終盤にトップへ浮上し、今季2勝目をマークした。キャシディ2位 デニスが18番手から3位シトロエン・レーシングは、チーム代表シリル・ブレ氏の逝去という悲しみの週末を迎える中、ニック・キャシディが2位でフィニッシュ。チームにとって大きな意味を持つ表彰台となった。18番手スタートのジェイク・デニスは、デ・フリースと同じくタイヤ戦略を成功させると終盤に猛烈な追い上げを見せ、3位でチェッカー。貴重な16ポイントを獲得し、ドライバーズランキング首位に立った。現王者オリバー・ローランド(日産フォーミュラEチーム)は4位、ジャン=エリック・ベルニュ(シトロエン・レーシング)が5位で続いた。終盤の赤旗もタイトル争いは最終戦へレース終盤には多重クラッシュが発生し、残り2周で赤旗が提示された。その後は1周のスプリントで再開されたが、大きな順位変動はなく、デ・フリースがトップチェッカーを受けた。一方、ランキング上位につけていたミッチ・エバンスはリタイア、パスカル・ウェーレインも15位に終わるなど大きくポイントを失った。この結果、フォーミュラEの2026年ドライバーズタイトル争いは最終戦ロンドンE-Prixへ持ち越されることとなり、ジェイク・デニスがランキング首位で決戦を迎える。2026 フォーミュラE 東京E-Prix(第15戦)決勝結果1位 ニック・デ・フリース(マヒンドラ・レーシング)2位 ニック・キャシディ(シトロエン・レーシング)3位 ジェイク・デニス(アンドレッティ・フォーミュラE)4位 オリバー・ローランド(日産フォーミュラEチーム)5位 ジャン=エリック・ベルニュ(シトロエン・レーシング)6位 ノーマン・ナト(日産フォーミュラEチーム)7位 セバスチャン・ブエミ(エンビジョン・レーシング)8位 ニコ・ミュラー(ポルシェ・フォーミュラEチーム)9位 テイラー・バーナード(DSペンスキー)10位 マキシミリアン・ギュンター(DSペンスキー)11位 フェリペ・ドルゴビッチ(アンドレッティ・フォーミュラE)12位 ゼイン・マロニー(ローラ・ヤマハABTフォーミュラEチーム)13位 ルーカス・ディ・グラッシ(ローラ・ヤマハABTフォーミュラEチーム)14位 ダン・ティクトゥム(クプラ・キロ)15位 パスカル・ウェーレイン(ポルシェ・フォーミュラEチーム)16位 アントニオ・フェリックス・ダ・コスタ(ジャガーTCSレーシング)リタイアミッチ・エバンス(ジャガーTCSレーシング)エドアルド・モルタラ(マヒンドラ・レーシング)ジョエル・エリクソン(エンビジョン・レーシング)ジョゼップ・マリア・マルティ(クプラ・キロ)