日産自動車は、日産にとってホームレースとなるABB FIAフォーミュラE世界選手権の東京大会の開催を記念して、参戦する全11チームをイメージして特別に制作した着物を公開した。日産はフォーミュラEに参戦する唯一の日本の自動車メーカーとして、来日するライバルチームを日本ならではのおもてなしの心で歓迎し、それぞれのチームカラーに着想を得た着物を送る。デザイナーの中村 淳氏によってデザインされた11着の着物は、東京大会のレース当日に会場で展示される。
ロンドンファッションウィークなどで活躍する中村氏の作品は、日本の伝統的な技法と現代的なデザインの融合が特徴。中村氏は、今回の着物を日本の職人たちと一点一点すべて手作業で制作した。一反の生地を無駄なく使用して作られる着物は、持続可能なレースを目指すフォーミュラE世界選手権の思いとも一致している。ファッションデザイナーでありJU-NNAの創設者の中村 淳氏は「着物は日本の文化にとって非常に重要なものです。今回、日産のような日本を代表するブランドから着物のデザインを依頼されたことは、とても刺激的な経験となりました。このコレクションでは、日本のホスピタリティを表現することを目指し、チームカラーやクルマから着想を得た着物をデザインしました」と語った。日産フォーミュラEのゼネラルマネージャー兼日産フォーミュラEチームのマネージングダイレクターであるトマソ ヴォルペは「中村氏のような優れたファッションデザイナーとのコラボレーションが実現したことを嬉しく思います。初のホームレースはチームにとって非常に重要な一戦です。ライバルチームを歓迎しつつ、レースではしっかり勝利を手にしたいと思います」と語った。
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