マクラーレンは、今シーズン末でメルセデスのファクトリー支援を失うチームを引き継いで、フォーミュラEに参入する可能性があると報じられている。メルセデスは、前年度のフォーミュラEで、ニック・デ・フリースのドライバーズタイトルとチームタイトルという両方の初タイトルを獲得。しかし、メルセデスは今シーズン限りでフォーミュラEから撤退することを決定している。
一方、マクラーレンは、F1とインディカーでの既存のコミットメントに加えて、潜在的なFIA世界耐久選手権(WEC)へのエントリーと同様に、しばらくの間、フォーミュラEへの参戦を検討してきた。昨年末、マクラーレン・レーシングのCEOであるザク・ブラウンは、2022年の第1四半期に決定が発表される可能性が高いと述べている。The Raceの報道によると、フォーミュラEに関しては、現在の外観とは異なるキャパシティではあるものの、メルセデスの名前をグリッドに残すことを可能にする潜在的な独立した『スーパーチーム』が結成される可能性があると報じた。交渉は進行中だと言われており、1年前にサウジアラビアで開催されたフォーミュラEイベントでメルセデスEQチームのプリンシパルであるイアン・ジェームスとマクラーレンのボスであるザク・ブラウンの間で最初の話し合いが行われたと報告されている。The Raceは「ジェームズと他のメルセデスEQエグゼクティブは、コラボレーションの可能性について話し合うためにブラウンと再び会った。そして、数人のパドックインサイダーは、先週末のリヤドでレースでそれらの話し合いが強化したと語っている」と伝えた。現在、メルセデスとマクラーレンのコラボレーションがどのように形作られるのか、またはどのようにタイトルが付けられるかについては明確ではないが、マシンがおそらくGen3時代の日産のカスタマーパワートレインを搭載歳する可能性があるという。だが、The Raceによれば、マクラーレンには、メルセデスの関与がなくても、彼ら自身のフォーミュラEチームで参戦する可能性もまだ残っていると付け加えた。メルセデスEQチームのプリンシパルであるイアン・ジェームスは、ワークスチームが存続することはないが、メルセデスとしてフォーミュラEは終わっておらず、何らかの方法で関心を維持できると信じている。「内部的には、将来がどのようになるかは明確であり、Gen3以降でも自分たちの役割を果たすことは非常にポジティブだ」とイアン・ジェームスは語った。「将来どのような形をとるにしても、確実にパフォーマンスを発揮する必要がある」「そのため、我々がパートナーを組む人は誰でも、それが商業側、スポーツ側、または供給側のいずれであっても、それが適切なパッケージであり、我々が継続していることを確認するための適切なセットアップであることが重要だ」
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