フォーミュラEの最高経営責任者を務めるアレハンロド・アガグは、もはやフォーミュラEがモータースポーツの未来を導く立場にあると考えている。2014年から始まった電気自動車のフォーミュラカーレースであるフォーミュラEは、早くからデジタルプラットフォームやソーシャルメディアを最大限に活用し、ストリートレースに重点に置くなど、最近F1が推し進める改革の一歩先を行っている。
「彼らは我々がやっている多くのことをコピーしている。偶然かもしれないがね!」とアレハンロド・アガグは最近のF1の発表のいくつかに言及。31日(木)、F1は2018年からグリッドガールを廃止することを決定したが、それさえもフォーミュラEは先取りしている。F1のグリッドガール禁止のニュースについてフォーミュラEの広報担当は「我々はF1を21世紀に迎えることを嬉しく思う」とコメント。「フォーミュラEは昨年すでにグリッドガールを廃止している。我々はそれについて叫ぶ必要はないと感じていた」アレハンロド・アガグは、電気自動車へとシフトしつつある自動車産業の全体的な方向性を考えれば、フォーミュラEが先行するのは当然のことだと感じていると語る。「20年後にはフォーミュラEより大きなものはなくなっているだろう」とアレハンロド・アガグは City AM にコメント。「フォーミュラEはメインのモータースポーツ選手権になっていると思う。業界と関連性のある選手権だからだ」アレハンロド・アガグは、F1がフォーミュラEの旗下に収まることさえあるかもしれないと語る。「そうなっていいはずだ」とアレハンロド・アガグは笑顔で語る。「我々は唯一無二の存在になる可能性もあると思っている」今週、フォーミュラEは第2世代となる新型マシンの画像を公開。アレハンロド・アガグが「このクルマはレースの未来を表している」と表現するワイドなノーズ、シングルプレーンのフロントウイング、コックピット保護デバイスのHaloが搭載された未来的なデザインのマシンが披露された。アレハンドロ・アハクは、世界的なモータースポーツ選手権を旗揚げすることになった際、バーニー・エクレストンのやり方にインスピレーションを受けたと語る。「私にとってバーニー・エクレトンは素晴らしい例だった。ずっと彼のことを心から称賛してきた。彼がやっていることを長い時間見ていた」しかし、アレハンロド・アガグは、昨年バーニー・エクレストンを追い払ったF1の新しい会長チェイス・キャリーと仕事をすることはまったく問題のないことだと語る。「自分がビジネスのオーナーであれば、やりたいことをする絶対的な権利があるものだ。その意味でエクレストンはフェアに扱われた。彼はもうビジネスを所有していなかったわけだからね」関連:フォーミュラE、第2世代となる新型マシンを発表
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