フォーミュラEは、シリーズに参戦する意志を持つ“フォーミュラEドライバーズクラブ”のメンバーを発表した。フォーミュラEドライバーズクラブのメンバーには、佐藤琢磨、セバスチャン・ブエミ、カルン・チャンドック、ルーカス・ディ・グラッシ、ヴィタントニオ・リウッツィ、インディカーのレース優勝者マルコ・アンドレッティ、DTMのエイドリアン・タンベイと、元F1テストドライバーのマ・チンホワの8名。
8名のドライバーは、フォーミュラEへのコミットメントを表明しており、初シーズンに参戦するチャンスがある。フォーミュラEホールディングスのアレハンドロ・アガグ会長は、フォーミュラEチームは独自にドライバーを選ぶことができるが、有名なドライバーの候補者リストがあることは、同シリーズの信頼性の確立に重要だと述べた。「我々は、初年度から世界中のファンに素晴らしいレースを提供しようとしており、そのためには高い能力のあるドライバーが必要です」「今や全10チームが発表され、ドライバーが誰になるのかを知りたがっている。もちろん、シートに座るドライバーを決めるのは各チームなので、我々はまだ誰も発表することはできません」「しかし、新シリーズをサポートしている国際的なトップドライバーを紹介することで、世界中の都心で楽しい接戦のレースを提供するという約束を果たすことができると思っています。ルーカス・ディ・グラッシは、フォーミュラEの公式開発ドライバーを務めているが、レースシートを狙っているので、その役目を断念するだろう。セバスチャン・ブエミ、カルン・チャンドック、ルーカス・ディ・グラッシ、ヴィタントニオ・リウッツィは、F1を離れてからスポーツカーでレースをしているが、セバスチャン・ブエミはレッドブルのリザーブドライバーを継続、ヴィタントニオ・リウッツィはスーパースターズにも参戦している。佐藤琢磨は、F1後インディカーに転向し、マルコ・アンドレッティは2006年以来インディカーで活躍している。マ・チンホワは、HRTとケータハムでテストを行った後、昨シーズンGP2に短期間参戦した。エイドリアン・タンベイは、DTMのアウディのファクトリーラインアップの一員である。フォーミュラEは、今後関心を示している候補ドライバーとして、さらに10人のドライバーを発表する予定としている。