アウディ・スポーツABTフォーミュラEチームは、全10チームのなかで最初にドライバーを発表。ルーカス・ディ・グラッシとダニエル・アプトをドライバーに起用することを発表した。フォーミュラEの公式開発ドライバーを務めていたルーカス・ディ・グラッシは、レースシートのためにその役割を辞任する。
ルーカス・ディ・グラッシは、2014年にアウディのファクトリードライバーとしてWEC世界耐久選手権にも参戦。引退したアラン・マクニッシュの後任としてトム・クリステンセン、ロイック・デュバルとともに戦う。「アウディが、フォーミュラEだけでなく、スポーツカーレースで走るチャンスを与えてくれたことを嬉しく思う」とルーカス・ディ・グラッシはコメント。「ABTスポーツラインは、ずっとトラックで観てきた。非常にプロフェッショナルでクールな団体だし、最初のコンタクトだった」「うまくいって本当に嬉しい。僕たちには野心的なプランがある」2012年にGP3を2位で終えたダニエル・アプトは、2014年にGP2で2シーズン目を迎える。チームオーナーのハンス・ユルゲン・アプトの息子である21歳のダニエル・アプトは「最初の頃からフォーミュラEのアイデアには本当にワクワクしていたし、もちろんABTスポーツラインと戦えることにはさらにワクワクしている」「開幕シーズンのラインアップの一員であることは名誉なことだし、大きなチャレンジだ」アウディ・スポーツABTは、最初のトラックテストに備えるために5月にドニントンにある新しいフォーミュラEの拠点へ移動。ルーカス・ディ・グラッシは6月に初めてABTで走行する。