レッドブル・パワートレインズとフォードは、2026年シーズンに向けて大きな挑戦に臨む。新レギュレーションが施行された暁には、両社が提携し、レッドブル・レーシングとレーシングブルズにパワーユニットを供給することになっている。レッドブル・レーシングのF1チーム代表のクリスチャン・ホーナーは、フェラーリ、メルセデス、ホンダ、アウディと競い合うことがどれほど難しいかを理解している。
それでもレッドブルとフォードは自信に満ちている。両社はこれまでの協力関係がうまくいっていると信じているからだ。ホーナーはフォード・パフォーマンスの2025年シーズンローンチで説明した。「フォーミュラ1は他のビジネスと同様に、人々のスポーツであり、最高のスタッフを揃えなければならない。最高のデザイナー、エンジニア、技術者だ」とホーナーはコメント。「我々がフォードに求めたことは、どんなことでも、決して無理な要求ではなかった」レッドブル・レーシングは、セバスチャン・ベッテルとフェルスタッペンがそれぞれ4回ずつドライバーズタイトルを獲得するなど、レースでは素晴らしい実績を残している。そのため、このコラボレーションには成功が強く求められている。フォード・モーター・カンパニーの社長兼CEOであるジム・ファーリーもまた、そのことを理解している。「大きなプレッシャーになるだろう」とジム・ファーリーは語る。「誰もがフォードに期待している。長い年月を経てF1に復帰するというのは、素晴らしい、ワクワクする瞬間だ。しかし、我々は勝たなければならない。だから、そこにはプレッシャーが生まれる」明確な目標を持つレッドブル:「パワフルで信頼性の高い」パワーユニットレッドブルはホンダとの最後のシーズンをまだスタートさせていないが、ホーナーはすでに2026年のパワーユニットにも目を向けている。「今週、1年後にはレッドブルとフォードのパワートレインがバルセロナのピットレーンで2チームを走らせることになるだろう。このエンジンをパワフルで信頼性の高いものにするには、あと48週間ある」一方、レッドブルのライバルたちも、レッドブル勢に打ち勝ち、互いに競り勝とうと懸命に努力している。「我々は強力なライバルたちと戦っている。フェラーリ、メルセデス、ホンダと戦っている。GMも参入してくる。彼らとは戦わないだろう」とホーナーは笑った。「だから、超競争的になるだろう」