フォース・インディアは、F1 モナコGPで、エイドリアン・スーティル、ジャンカルロ・フィジケラ共にリタイアに終わった。エイドリアン・スーティルにとって、今回のモナコは非常に残念な結果となってしまった。18番手からスタートしたスーティルは、1ストップ戦略がうまく働き、様々な混乱をさけて4位までポジションをあげた。問題なければ、そのまま4位でレースをフィニッシュするかに見えた。
しかし、ニコ・ロズベルグがクラッシュしたことによるセーフティカーが退いてすぐ周回。トンネルを抜けたヌーブル・シケインの手前で、コントールを失った後ろを走るキミ・ライコネンに衝突され、無念のリタイア。残り10分で4位、そして自身とチームにとっての初ポイントを逃した。モナコで200戦目を迎えたジャンカルロ・フィジケラは、ギアボックスにトラブルが生じリタイア。記念すべきレースに花を添えることができなかった。エイドリアン・スーティル (リタイア)「信じられない。とても間近だった。傷ついているよ。夢が悪夢になったようだ。突然、マシンにいて、全てが素晴らしくみえた。そのあと、起こるはずのないことを受け入れなければならない。僕たちは本当に良い戦略を持っていたし、それが働いて、表彰台とポイントにかなり近づいた。最後のセーフティカー後のリスタートのあと、キミがブレーキング時に問題があって、僕のマシンの後ろに衝突した。レースは終わってしまい、本当にショックだった。アドレナリンが高かったから、涙が出てきた。うまく説明することができない。それでもなお、僕たちがチームとして最終的に何ができるかを見せられたことはとても嬉しく思っているよ。」ジャンカルロ・フィジケラ (リタイア)「レースの序盤はただトラベルを避けることに注意した。でも、それから1速と2速を失って、3速で走行していた。その状況でさえ、ラップタイムは競争力があった。そして、4速を失い、レースは終わった。特にエイドリアンのパフォーマンスにかかわらず、ここで初ポイントを獲れなかったのが、チームにとって本当に残念だ。」