フォース・インディアとエアロラボとの法的論争が、イタリアGPでさらに激化しそうだ。フォース・インディアは6月、ロータスT127のベースとして2009年マシンの風洞モデルが使用されたとして、ロータスとイタリアの風洞会社エアロラボを告訴した。しかし、エアロラボは、昨年フォース・インディアに“重大かつ永続的な契約違反”と料金の未納があるとして告訴。ロンドンの高等裁判所は、フォース・インディアに対して100万ユーロの損害賠償の支払いを命じた。
だが、フォース・インディアのロータスへの不満は収まっておらず、エアロラボはこの問題が終結することはないと覚悟しているようだ。エアロラブは声明を発表。「フォース・インディアによる報復的行為の結果、エアロラブの取締役ジャン-クロード・ミジョーは、ボローニャにおいて刑事告発されるだろうが、エアロラブはこの件における訴訟ではすべてポジティブな結果が出るとを信じている」と述べた。「フォース・インディアの戦略は、エアロラブを示談に持ち込もうとしているようだが、当社はそれを受け入れるつもりはない。フォース・インディアの資産がイタリアの管轄下に入るモンツァでのイタリアGPは、両社の間でさらなる行為の応酬のきっかけとなるかもしれない」
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